「1号艇が強いって聞いたから買ったのに、なんで6号艇が来るんだよ…!」
「自信満々で勝負したレースに限って、転覆やフライング…」
「結局、どう予想すれば勝てるのか全然わからない」
今、画面の前で頭を抱えているあなたの気持ち、痛いほどよくわかります。競艇(ボートレース)は、最大18頭で走る競馬などとは違い、たった6艇で走る公営競技です。舟券の的中確率はわずか1/120(三連単の場合)と決して高くありませんが、それでも他の公営ギャンブルより「当てやすい」とよく言われます。
実は、負けている人の9割以上が、ある致命的な勘違いをしています。それは、「競艇は運ゲーだ」とか「出走表の印(◎○△)通りに買えば当たる」と思い込んでいることです。はっきり伝えると、今の競艇は「情報」と「データ」の格差が勝敗を全て決めます。
この記事では、競艇歴10年以上の筆者が「運任せのギャンブル」を「根拠のある投資」に変えるための予想の仕方を、初心者にもわかりやすく徹底解説します。
後半では、膨大なデータ分析が必要な競艇予想において賢い人だけが使っている裏技(プロの予想サイト活用)についても包み隠さず紹介します。もう、養分になるのは終わりにしましょう。今日から、あなたの「予想」が変わります。
目次
競艇予想の基本!勝敗を決める「4つのファクター」
まず最初に覚えておいてほしい競艇予想の鉄則は、レースの勝敗は「選手」「モーター」「コース」「展開」の4つのファクターでほぼ決まるということです。極端な例をいえば、A1級のトップ選手が高勝率モーターに乗り、1コースからトップスタートを決めれば、ほぼ間違いなく1着が獲れるでしょう。
逆にどんなに強い選手でも、モーターが非力だったり6コースの大外発進になったりすれば勝つのは難しくなります。このように4つの要素がバランス良く揃ってこそ勝利に近づくのです。競艇でなかなか勝てない人は、たいていこのバランスの見極めを誤っています。
では、その「4つのファクター」とは具体的に何か、順番に見ていきましょう。
①:選手の強さ(階級・勝率)
選手の実力は最も重要なファクターの一つです。競艇選手にはA1・A2・B1・B2の4つの階級があり、上位20%ほどの選手がA1級というトップランクに分類されます。基本的には階級が高いほど強い選手ですが、階級だけでは測れない実力差もあります。
例えばA2級でも直近の勝率がA1級並みに高い「隠れ実力者」や、B1級でも着実に力をつけている若手なども存在します。
階級はあくまで目安と捉え、細かな実力差は勝率など他の指標で見極めましょう。特に注意したいのは階級更新直前の時期(毎年6月・12月)です。
階級は半年ごとに見直されますが、更新直前のレースに表示される級は半年前までの成績に基づいて決まっているため、最新の実力を正確に反映していないことがあります。例えば12月の出走表にA1と書かれていても、それは4〜10ヶ月前の成績による評価なので、実際には調子を落としているケースもあるわけです。
階級だけを鵜呑みにせず、直近の成績や勝率も必ず確認しましょう。
②:モーターの性能(機力)
どれだけ腕の立つ選手でも、モーター(機力)が弱ければ勝てません。各競艇場で使用されるモーターには個体差があり、毎レース初日に選手へ抽選で割り当てられます。
このモーター性能を判断する指標として「モーター2連対率」があります。モーター2連対率とは、そのモーターを使用したレースで何割が2着以内に入ったかを示す数値で、高いほどエンジン性能が優秀です。
目安として50%以上あれば“エースモーター”級でかなり好調、40%台で平均的、30%台以下だと不調なモーターと言われます。初心者はまずモーター2連対率を見て、数字の高い艇の機力を要チェックしましょう。
ただし注意したいのは、モーター2連対率は絶対ではないということです。直前のレースで転覆(水没)して一気に調子を落としている場合や、逆に不調なモーターでも選手の整備次第で息を吹き返す場合もあります。
また、前節まで強い選手が乗っていたモーターは勝率が底上げされている反面、整備が行き届いて次に乗る選手が恩恵を受けるケースもあります。加えて、レース直前に公表される「部品交換」情報にも注目しましょう。
ピストンやキャブレターなど主要部品を大量に交換している場合、そのモーターは調子が悪く大幅な整備を施した証拠です。特にクランクシャフトやシリンダーといった滅多に交換しない部品まで交換していれば要注意で、モーター状態がかなり悪い可能性があります。
そうした艇は大穴狙い以外では思い切って評価を下げるのも手です。一方で交換が功を奏し直前の展示タイムが向上していれば、整備成功と判断して評価を上げる判断もできます。
また、チルト角度(モーター取り付け角度)も直前情報で確認できます。チルトをプラスに立てている選手がいれば、直線重視で攻める戦法のサインです。
最近は標準の-0.5度にする選手が大半ですが、もし+0.5度以上に上げている艇があれば、「伸びを活かしてまくり一発を狙っているのだな」と展開予想に織り込んでみましょう。
③:コースの有利不利(枠番)
競艇ではコース取りによる有利不利が勝敗に直結します。基本的にインコース(1号艇のコース)が圧倒的に有利で、全国平均で1コースの1着率は約55%にも上ります。
そのため初心者はまず「とりあえず1号艇を頭(1着)固定」で舟券を買うのがおすすめとも言われるほどです。しかし、競艇場ごとにインコース優位の度合いは異なります。
例えば徳山では1コース勝率が63.5%と極めて高い一方、江戸川では44.8%しかありません。江戸川は水面が荒れやすくインが弱いことで有名で、逆に徳山や大村などはイン鉄板の傾向があります。
つまり会場ごとのコース傾向を知っておくことが予想精度アップに不可欠です。「絶対に覚えるべき会場毎のイン勝率」として、普段よく買う競艇場の1コース勝率は頭に入れておきましょう(競艇場の公式サイトや予想サイトで公開されています)。
また、2コース目以降の傾向も踏まえると、「ここはインが弱いから思い切って3コース頭も狙おう」など戦略の幅が広がります。なお一般的にアウトコース(6号艇の大外)はかなり不利で、どんな競艇場でも1着率は数%程度しかありません。
無理な大穴狙いで6号艇頭を買い続けるのは負け街道まっしぐらなので注意しましょう。
加えて気象条件もコース有利不利を変化させます。特に風向きは重要です。追い風の場合はスタートで助走距離の短いスロー勢(内側コース)が有利になり、向かい風の場合は勢いをつけられるダッシュ勢(外側コース)が有利になる傾向があります。
当日の風向き・風速は公式発表や場内掲示で確認できるので、「追い風5mならイン逃げ決まりやすいな」「強い向かい風だから4号艇のまくりに要警戒」といった具合に予想に反映しましょう。
④:レースの展開(スタート・決まり手)
最後のファクターは展開、つまりレースの流れです。具体的にはスタート隊形(どの艇が飛び出すか横一線か)や第1ターンマークでの攻防のことを指します。
展開予想では、「どの艇が主導権を握るか」「どんな決まり手で決着するか」を考えます。決まり手とは勝ち方のことで、「逃げ」(1コースがそのまま押し切る)、「まくり」(外から一気に内艇を抜き去る)、「差し」(内側に切り込んで追い抜く)などがあります。
たとえば、スタートが全艇ほぼ横並びで第1ターンマークに進入すれば、内側有利のセオリー通り1コース逃げが決まりやすいです。一方で、4コースの艇がトップスタートを決めて一気に外から攻めるまくりに出たら、1〜3コースの艇は潰されて波に飲まれ、波乱含みの展開になります。
このようにスタートの出足ひとつでレースの形勢は大きく変わるのです。
展開を読むうえで役立つのが、レース本番前に行われる「スタート展示」「展示航走」の情報です。スタート展示は本番と同じコース取りで行うスタート練習、周回展示はいわば試走で、展示タイムという直線タイムも計測され発表されます。
まずスタート展示の進入コースを見れば、本番もその並びになる確率は約80%と非常に高いです。したがって展示でコース取りが変則的だった場合(例:6号艇が前付けして内側に入った等)、本番も同じ隊形を想定して予想を組み立てる必要があります。
また、スタート展示のスリット写真(各艇がスタートラインを通過した瞬間の位置関係)や肉眼での動きから、どの艇が伸びていたかをチェックしましょう。明らかに他艇より前に出ていればその艇の伸び足が良い証拠です。
展示で伸びが目立った艇は本番でもスタート先制する可能性が高く、展開予想で重視すべきです。さらに展示タイムも参考になります。
6艇中トップの展示タイムを出した艇がいれば伸び足優勢と見てよいでしょう。目安として0.08秒のタイム差で直線半艇身の差がつくとも言われます。展示タイム最速の艇はレース全体でも2艇身以上リードできる計算になるため無視できません。
もっとも、展示タイムはプロペラ調整や選手の本気度にも左右されるので鵜呑みは禁物ですが、複数項目と合わせて総合判断しましょう。
展示航走でのターンの安定感なども見られればなお良いですが、初心者のうちは難しいので、スタート展示のコースと展示タイムの順位だけでも確認することをおすすめします。
競艇予想の仕方①:選手の成績と実力を把握する
それではここからは、先述の4つのファクターを踏まえた具体的な予想手順を解説します。まず予想の仕方①は「選手の成績と実力を把握する」です。レース予想の基本はやはり出走メンバーの力量比較にあります。ここで注目すべきポイントは選手の階級と勝率、そして当地実績です。
階級の基本と「隠れ実力者」の見分け方
出走表に載っている級別(階級)は選手の実力をざっくり掴むのに便利です。前述の通り、A1級はトップ20%、A2級も上位20%、B1級は中堅50%、B2級は下位10%程度という内訳で、A1選手は約1600人いるレーサーの中でもエリート中のエリートです。
したがって初めは「A1級なら信用できる」「B2級は新人か成績不振者なので舟券には絡みにくい」といった大まかな捉え方でOKです。
ただし階級だけで安心・油断は禁物。隠れ実力者とは、現階級ほどには評価されていないが実力のある選手のことです。例えばB1級でも直近で優勝歴があったり勝率が高かったりする選手、あるいは長期休養明けでB2に落ちているものの元A級のベテランなどが該当します。
こうした選手は人気薄でも健闘する可能性があるので、勝率や直近成績を見て「このB級選手、数字はA級並みだぞ?」という掘り出し物を探しましょう。
また、級別が更新される直前期のA1表示には要注意です。更新月(1月・7月以外)のA1級表記は半年前の成績に基づくため、「名前で売れているけど最近は調子を落としているA1選手」なんてケースもあります。
その逆にB1級だけど実力的にはA2相当まで伸びてきている若手なども見逃さないようにしましょう。
その勝率は信用できる?「勝率」の基準値を理解する
勝率とは選手の強さを端的に示す重要な数値です。競艇の勝率は、過去一定期間(半年間)の着順点の平均点で算出されており、だいたい1〜8点台の値になります(最高は10点で毎レース1着の場合ですが現実には8点台が限界)。
勝率が大きいほど強い選手と考えて概ね問題ありません。基準値としては8.00以上なら超一流、7.00台で一流、6.00台で強豪、5.00前後で中堅、4.00以下ならやや力不足という感覚です。
実際、勝率8点超えの選手はごく僅か(2019年後期では7人だけでした)で、7点台でも上位10%ほどしかいません。それだけ7点を超えればSG常連級と見てよいでしょう。
一方で勝率3点台〜2点台は新人や低調組で、ほとんど舟券絡みしないゾーンです。したがって勝率を見れば選手の格が一目瞭然なのですが、注意したいのは数字の差の大きさです。勝率のわずかな差が意外と着順に影響します。
一般に「勝率が2.00違えば明らかな実力差」と言われます。例えば6.50の選手と4.50の選手では直近の着順傾向に大きな開きがあり、前者は1着や2着を頻繁に取れるのに対し、後者は3着が精一杯…というケースが多いです。
反面、7.00と6.50くらいなら誤差の範囲とも言え、展開次第では互角に渡り合うでしょう。勝率を見る際は他の出走メンバーと比べて極端に高いor低い選手がいるかに注目します。
突出した高勝率の選手がいればその選手を軸に、逆に明らかに低勝率(例えば他が5点台以上なのに1人だけ3点台など)の選手は三連単の3着にも絡まない可能性が高いと判断できます。
また勝率には種類があります。出走表には「全国勝率」「当地勝率」など複数載っていることがあります。
簡単に言えば全国勝率は半年ごと更新の公式な勝率、現在勝率はその直近データ版、当地勝率は過去数年間にその開催地で出した成績の勝率です。
基本は最新の現在勝率(直近節までの成績)が参考になりますが、水面特性が特殊な難水面(例:江戸川など)ではその当地勝率も重視しましょう。地元で慣れているかどうか、苦手水面では成績が落ちていないかを見ることで、より精度の高い予想ができます。
「全国勝率」と「当地勝率」の使い分け方
上記のように勝率の種類は複数ありますが、予想に使い分けるコツを整理します。全国勝率(単に「勝率」と書かれる場合もあります)は階級判定にも使われる公式な半年間平均値で、その選手の総合力を表します。
一方で当地勝率は過去3年間のその競艇場での成績平均で、言わばコース適性を表します。例えば「当地勝率がやけに低い選手」はその水面を苦手にしている可能性がありますし、逆に当地勝率が全国より高い選手は「地元のエース」であったり水面との相性が良いと判断できます。
使い分け方としては、基本は全国(現在)勝率を重視しつつ、「開催地の特徴(潮流や水質)が特殊」「開催地が選手の地元」などの場合に当地勝率を加味します。
当地勝率が極端に低いA級選手などは不安材料として注意し、逆に当地巧者(当地勝率が高い選手)は格下でも一考しましょう。なお現在勝率という指標は開催ごとに更新される最新の勝率データで、選手の直近の勢いを示すものです。
長期低迷していた選手が現在勝率では大幅に数字を上げているケースもあります。こうした場合は「最近調子を上げてきているな」と捉えて評価を上方修正するのも良いでしょう。このように勝率の数値一つ取っても、期間や範囲で見方が変わります。
それぞれの勝率データを適材適所で使い分けて、選手の実力と調子を多角的に把握することが大切です。
競艇予想の仕方②:モーター勝率とメンテナンス情報を見極める
次に予想の仕方②は「モーター勝率とメンテナンス情報を見極める」です。先ほども触れましたが、競艇ではモーター(機力)の出来が非常に重要なファクターです。同じ選手でもモーター次第で着順がガラリと変わることも珍しくありません。
ここでは、出走表や直前情報からモーターの善し悪しを判断するポイントを解説します。
「2連対率」のボーダーラインを理解する
出走表に記載されたモーター2連対率(モーター勝率とも言います)は、必ずチェックしましょう。これはそのモーターで過去どれだけ2着以内に絡んだかの割合で、モーター性能の優劣を示す指標です。まずボーダーラインとして覚えておきたいのが次の感覚的基準です。
- ~39%: 機力低下気味(悪い)
- 40~49%: 平均的(普通)
- 50%以上: 高性能エンジン(良い)
このくらいの目安で見て、50%を超えるモーターがあれば「おっ、これはエースモーター候補だな」と注目し、逆に30%台以下しかないようなら「今回のモーターはハズレかも」と警戒します。
もちろん数字が高ければ絶対に走る、低ければ全くダメ、と単純にはいきません。しかし初心者にとって2連対率は最も手軽で客観的な判断材料です。まずは2連対率○%以上か以下かで機力の強弱をざっくり把握しましょう。
さらに留意点として、モーター2連対率はモーター交換直後だと当てにならない場合があります。各競艇場では年に1回モーターを新品に交換しますが、交換から1〜2ヶ月しか経っていないモーターはレース出走数が少なく、勝率データが安定しません。
結局その間の数値は乗り手の実力に大きく左右されるため、過信は禁物です。交換直後の新モーター開催では、2連対率の数字よりも展示航走での動きや選手コメントを重視した方が良いでしょう。
また、直前情報で「使用期間」が掲載されている場合は要チェックです(交換後○節目など)。使用期間が極端に短いモーターはまだ性能が読み切れないので注意しましょう。
「部品交換」と「チルト」を直前情報でチェック
出走表のモーター2連対率と並んで、直前情報として公開される部品交換とチルト角度の情報も見逃せません。
まず部品交換ですが、選手はレース前にモーターの各種部品を交換できます。交換可能な部品はピストン、リング、電気系、キャブレター、シリンダ、クランクシャフトなど8種類あります。この中でシリンダやクランクシャフトは滅多に交換されない重要部品で、もし交換履歴があればモーターがかなり悪い状態だと推測できます。
またピストン(2個)やピストンリング(4個)も全部交換されている場合は同様に要注意です。「そんなに部品交換するくらい調子が悪いのか…」と評価を下げた方が賢明でしょう。ただし部品交換は最後の悪あがきだけでなく、交換がハマれば調子アップすることもあります。
そこで大事なのが展示タイムや展示航走の確認です。「部品交換多数=即消し」ではなく、その後の展示でタイムが上向いたかどうかを見て、成功したか失敗したか判断するのが上級者の見方。
初心者のうちは難しいかもしれませんが、例えば「交換前より展示タイムが明らかに良くなっていれば整備成功→評価据え置きorアップ」「交換したのにタイムが悪いままなら整備失敗→評価大幅ダウン」といった具合に考えるとよいでしょう。
次にチルト角度です。チルトとはモーターを艇に取り付ける角度のことで、-0.5度から+3.0度まで0.5刻みで調整可能です。
角度を上げる(プラスにする)と直線の伸び足が良くなる反面、ターンが不安定になります。角度を下げる(マイナスにする)と出足が良くなりターンもしやすくなります。
現在は標準の-0.5度設定が主流で、多くの選手は変更しません。だからこそ、もしプラスチルトにしている選手がいたら注目に値します。例えば+1.0度やそれ以上にしているなら、その選手はダッシュからまくり一撃を狙っている可能性が高いです。
展示で見るとプロペラの角度が目視できないので、直前情報のチルト欄で確認しましょう。「チルト3度=大まくり狙いの勝負賭け」くらいに考えて、思い切った攻めを想定した予想を組み立てると当たれば高配当を得られるかもしれません。
競艇予想の仕方③:インコースの勝率と気象状況読む
予想の仕方③は「インコースの勝率と気象状況を読む」です。これは先ほどのファクター③「コース有利不利」と深く関係します。ボートレースはインコース有利とはいえ、競艇場ごとや当日の気象によって有利度合いが変わります。
ここでは、必ず覚えておきたい各会場のイン勝率の知識と、風向きなど気象条件の読み方について説明します。
絶対に覚えるべき会場毎の「イン(1コース)」勝率
競艇場は全国に24場ありますが、それぞれ水面の広さ・水質・風の影響などの特徴が異なり、インコースの勝ちやすさにも差があります。
例えば全国平均では約55%の1コース1着率ですが、大村や徳山などはそれより高く60%前後、逆に江戸川や戸田は45~50%程度と低めです。インの強弱は予想の前提として非常に重要なので、「絶対に覚えるべき」と言われるほどです。
具体的には、江戸川(河川コースで水面が荒れやすい)は全国最低クラスの約45%、逆に徳山(瀞水面で波静か)は63.5%と最高クラスというデータがあります。また芦屋や平和島などもイン優位、唐津や若松は比較的インが強く、戸田や桐生はイン弱め…といった具合に特徴があります。
こうした情報は各種予想サイトやデータブックで公開されているので、自分で舟券を買う際にはそのレース場の1コース1着率を確認しましょう。覚えておくと便利なのは、江戸川・戸田はイン弱め、徳山・大村・芦屋はイン超強め、その他の場は概ね50~55%程度という大枠です。
例えば江戸川でイン信頼の買い方(1-2-3など鉄板決着狙い)をしても他場ほど当たりませんし、徳山で無理に穴狙い(4や5頭)しても当たりづらいです。この基本を知っているだけで予想の方針を大きく誤るリスクを減らせます。
さらに細かく言えば、ナイターかデイレースか、季節や時間帯によっても傾向は微妙に変わりますが、初心者のうちはまず会場ごとの大まかな癖を把握することから始めましょう。
「追い風」と「向かい風」の風向きを見て狙いを変える
レース当日の風向き・風速は、予想に織り込む価値大ありの要素です。特に追い風か向かい風かによって有利なコースが変わることを覚えておきましょう。一般的に追い風(風がスタート方向に吹く)の場合、インコースなどスロー勢が有利と言われます。
追い風はボートの進行を後押しするため助走距離が短くてもある程度スピードが乗り、内側艇でも先マイ(先にターンマークを回る)が決まりやすくなるからです。一方で向かい風(スタートに向かって吹く)の場合、外側のダッシュ勢が有利になります。
向かい風では加速に時間がかかるため助走距離を長く取れる外艇の方が勢いをつけやすく、まくりや差しが決まりやすくなるためです。これは覚えておいて損はありません。したがって、レース直前には風向表示(場内掲示板や公式サイトで確認可能)をチェックしましょう。
例えば「5m以上の強めの向かい風」が吹いているなら、普段以上に4~5コースあたりの台頭に注意し、1号艇の信頼度を少し下げてみる判断もアリです。「無風~微風」であればセオリー通りイン有利、「強い追い風」ならなおさらイン逃げ本命、といった具合に風でフォーメーションを組み替えるようにすると、荒れ模様の天候でも柔軟に対応できます。
また、波の高さ(水面コンディション)も分かれば考慮しましょう。波が高い日は体重の軽い選手や乗りづらいモーターは苦戦しやすいと言われます。
公式サイトの当日情報に「波高○cm」と載っているので、「波高10cm超=荒れ水面」と判断し、波巧者や体重重めの選手を評価する、といった使い方もできます。まずは風向きの追い風・向かい風だけでも意識して予想を変えてみると効果が実感できるでしょう。
競艇予想の仕方④:スタートの展開から予想を変える
予想の仕方④は「スタートの展開から予想を変える」です。これはファクター④「展開」の部分に該当します。競艇はスタートして第1ターンマークを回るまでの攻防で、ほぼ着順の方向性が決まります。
したがってスタートの隊形予想は舟券的中の鍵です。ここでは、スタート前に得られるヒントを最大限使って展開予想を組み立てるコツを紹介します。
本番前のリハーサル「展示航走」の見方
レース本番前に行われる展示航走(スタート展示+周回展示)は、言わば本番のリハーサルです。この展示航走をしっかり見るか見ないかで予想の精度が大きく変わります。
まずスタート展示では、各艇が実際にスタートラインを切る練習をします。ここで注目すべきは進入コースとスタートの出足です。
進入については先ほど述べたように、本番も80%以上は展示と同じ並びになるので、展示でコースが入れ替わっていたら本番もその前提で予想します。例えば6号艇が前づけしてインコースに侵入した展示だった場合、本番でも6号艇がインを取る可能性が高いです。
その場合、通常の「1コース=1号艇が逃げる」という展開予想は成り立たなくなりますから注意しましょう。次にスタート展示での各艇の出足ですが、展示タイミング(スタート良し悪し)は肉眼や映像である程度判断できます。
他艇に比べて明らかにスリット付近で伸びていた艇、逆に凹んでいた艇をチェックしましょう。スタート展示の映像やリプレイが場内モニターやネット中継で見られる場合は、一度見返すと良いです。ここで「この艇は他より行き足がいいな」と感じたら、その艇が本番でも攻めの起点になるかもしれません。
逆にスタート展示で明らかに遅れをとっていた艇は、本番でもスタート凹みして他に叩かれるリスクが高まります。
展示の時点での動きは展開予想の重要なファクターなので見逃さないようにしましょう。
次に周回展示ですが、これは各艇が2周ほど実際にターンをしてみせるものです。
ここではターンの安定感や旋回力、そして計測される展示タイムを見ます。周回展示で見ておきたいのは、「ターンで流れていないか」「艇が暴れていないか」といった点です。
スムーズに小回りできている艇は回り足が良い証拠で、本番でも差しや逃げが決まりやすいです。逆にターンで膨らんでばかりの艇は本番でも他艇に差されるかもしれません。
これら目視の判断は少し経験が要りますが、展示タイムは数字でわかる参考資料です。
展示タイムが6艇中1番時計の艇は伸び足が優れているといえます。0.1秒の差で約1艇身弱の差、0.2秒なら2艇身近い差になるとも言われます。つまり明らかにタイムが速い艇がいれば、それだけ直線で前に出るアドバンテージを持つということです。
本番でも道中で伸びて追いつく可能性があります。展示タイムは6.50〜6.70秒くらいの範囲に収まることが多いですが、その中でもトップとワーストの差が0.10秒以上あれば注目しましょう。
総合すると、展示航走では(1)進入コース、(2)スタートの勢い、(3)ターンの出来、(4)展示タイムの4点をチェックするのが理想です。初心者のうちは(1)と(4)だけでも十分役立ちます。慣れてきたら(2)(3)も観察してみてください。
スリット写真で「伸び」を見極める
展示航走やレース中継では、スタート時のスリット写真(各艇のスタートライン通過瞬間の静止画)が提供されることがあります。
これを見ると、どの艇がどれだけ前に出ていたか一目瞭然です。伸びを見極めるには非常に有効なので、発表される場合はぜひ確認しましょう。
スリット写真の見方としては、艇と艇の位置ズレが大きければそれだけスタート力の差があります。例えば4号艇が明らかにスリット先行していたら、「4号艇はスタート力◎、本番でもトップスタートを決めるかも」となりますし、逆に1号艇がスリット写真で既に後手を踏んでいれば「これはイン危ない、カベがない展開になるかも」と読むことができます。
伸び型のモーターに乗っている選手は展示やスリットでも如実に表れるので、スリット先行の艇=伸び足良しと判断して、スタート後の展開予想を修正します。
例えば先程の例なら、「4コースまくり展開」を強く意識して、1-2着候補から内艇を外すとか、4を頭固定のフォーメーションも買い足す…といった具合です。
展開予想は難しく感じるかもしれませんが、「全艇スタート揃えばイン逃げ濃厚」「誰か飛び出せばその艇のまくりや差し決まる」という基本パターンはあります。展示やスリット写真をヒントに「今回はどっちのパターンかな?」と考え、必要に応じて予想を変えることが上達のカギです。
【実践】買い目の絞り方と資金管理のコツ
4つの要素を分析できたら、いよいよ実際に舟券を組み立てます。ここでは実践編として、買い目の絞り方と資金管理のコツについて解説します。データに基づいた予想ができても、買い方を誤ると利益につながらないので注意しましょう。
初心者は「3連単」一択!おすすめのフォーメーション
競艇には単勝、二連単、二連複、三連単…と様々な券種がありますが、初心者には断然「三連単」がおすすめです。なぜなら三連単(1着~3着を順番通り当てる舟券)は的中が難しい代わりに高配当が狙え、6艇しかいない競艇では組み合わせ数120通りと程よいバランスだからです。
単勝や二連単は当たりやすいですがオッズが低くリターンが小さいため、トータルで見ると勝ちにくい傾向があります。一方三連単なら、少点数に絞って当てれば大きくプラスにできます。
そこで初心者向けのフォーメーション(買い目組み合わせ)としておすすめなのが、「本命選手を1着固定+相手を数艇に流す」形です。具体例を挙げると、信頼できる1号艇がいるレースでその選手を1着(頭)固定、2着候補に2・3号艇、3着候補に2・3・4号艇という三連単フォーメーションを組みます。
この場合、買い目は1着=1号艇、2着=2・3号艇、3着=2・3・4号艇となり、2×3=6通りです。6点買いで済むので資金効率も良く、人気サイドでもトリガミ(的中してもマイナス)になりにくい配分をしやすいです。
さらに押さえとして、万一の1号艇2着パターンも少点数で抑えておくなどすればかなり盤石でしょう。要するに、「自信の軸を1着または2着に固定し、相手を絞ってフォーメーション組む」のがセオリーです。
軸は1艇でもいいし、甲乙つけがたい場合は2艇を1着に据えて流す「ボックス寄りフォーメーション」もありです。例えばA1級2人が強そうなら、その2人を1着どちらか、2着どちらかという形で3着を流すといった買い方も有効です。これなら点数を増やしすぎずに高配当の目も拾えるのでおすすめです。
初心者のうちは「とりあえずボックスで全部買う」ような買い方は避けましょう。6艇ボックス(三連単全部)なんてのは論外ですが、例えば3艇ボックス(三連単6点買い)は一見良さそうでも、決着パターンを絞り込めていないので本当に勝ちたいなら効率が良くありません。
先述の要素分析を活かして来る組み合わせ・来ない組み合わせを考え、不要な目はできるだけ切り落としていくことが大事です。そうして絞ったフォーメーションで勝負する方が、的中したときリターンが大きく、外れても納得感のある舟券になるでしょう。
多点は負けの元「10点」以内に買い目を絞る
競艇予想で利益を出すためには、買い目点数を増やしすぎないことが鉄則です。あれもこれもと広く舟券を押さえる「多点買い」は、的中率は上がるかもしれませんがオッズが下がりトータルでマイナスになる危険が高いです。
よく言われる目安が「三連単は10点以内に絞れ」というものです。なぜ10点かというと、仮にオッズ平均が20倍程度だとしても10点買えば期待値はちょうど±ゼロ付近になり、それ以上多く買えば長期的にはマイナスになりやすいからです(もちろん的中精度によりますが)。
実際にはレースごとにオッズ分布も違いますが、一つの心構えとして「舟券はできれば5~6点、多くても10点まで」に抑える方が身のためです。例えば先ほど例示したフォーメーション6点買いくらいがちょうどよく、それ以上増やす場合でも「どうしても抑えたい大穴」などに限定しましょう。
多点買いがなぜ負けに直結するかと言えば、的中しても取りガミになったり、そもそも闇雲に広げても当たらないことが多いからです。【買い目点数=当たる確率】ではありません。
精度の低い予想で点数だけ増やしても資金が分散するだけで、仮に当たっても払戻金<投資額になれば意味がありません。重要なのは「当たることを前提に、当たった際プラスになる買い目だけ買う」ことです。
そのためには「自信のある筋に資金を寄せ、来ないと判断した目はばっさり切る」勇気が必要です。特に初心者のうちは不安で色々買いたくなりますが、グッと我慢して本命シナリオと穴シナリオの2パターンくらいに絞って買うのが吉です。
資金配分も含めたお金の管理もコツがあります。予算内でメリハリをつけて賭けましょう。例えば1日1万円の軍資金なら、勝負レースを3つに絞って各レース3,000円ずつ投入、残りは遊び程度など計画を立てます。
むやみに全レース手を出さないことも大切です。また、オッズを見て低すぎる買い目(例えば5倍未満など)は思い切ってカットするのも手です。配当妙味がない舟券は当たっても儲けが少なくリスクに見合わないので、購入点数を絞るフィルターにしましょう。
【裏技】全部やるのは無理?プロの予想を賢く使って簡単攻略
ここまで予想の基本と実践テクニックを解説してきましたが、「正直、自分で全部データ分析するのは大変…」と思った方もいるかもしれません。そんなあなたに紹介したいのが裏技的な攻略法、すなわちプロの予想を賢く活用する方法です。
昨今はネット上に競艇予想の専門サイトやプロ予想家の情報が溢れており、これを上手に使えば初心者でも簡単に高精度の予想に近づけます。ただし鵜呑みにするのではなく、自分の予想の**「答え合わせ」**に使うのがポイントです。
競艇予想サイトの無料予想で「答え合わせ」が現代の攻略法
インターネットには数多くの競艇予想サイトが存在し、無料で当日の予想を公開しているところも多いです。これらを活用して、自分の予想と「答え合わせ」をしてみましょう。やり方は簡単、自分なりに予想を立てたあとで、信頼できそうな予想サイトの無料情報を確認します。
「自分は1-2-3本命と読んだけど、プロ予想は1-3-2になっているな。2着予想が違うけどどちらが根拠あるだろう?」と比べてみるのです。もし多数の有力予想筋が自分と異なる見解を出していたら、何か見落としがないか再チェックするきっかけになります。
また、展開予想が難しいときなどプロの見立てを参考に軸を修正することもできます。ただし注意したいのは、予想サイトもピンキリだということ。中には的中実績を偽ったり、適当に高配当狙いを書いているだけのサイトもあります。
信頼に足る情報筋かどうかは、実績データや検証レビューを見て判断しましょう。実際、ある比較検証では多数の予想屋やAI予想、新聞などを100レース検証した結果、無料含めてプラス収支を叩き出したのはごく一部だったというデータもあります。
中でも競艇会議という予想サイトは回収率200%以上と突出した成績を残しており、無料予想もうまく使えば丸乗りするだけで稼げるポテンシャル**があるとされています。このように当たるサイトを探し出して味方につけるのも現代の攻略法の一つです。
要は、「自力予想 + プロの知恵」というハイブリッド戦略がおすすめです。全部を丸投げするのではなく、まずは自分で4つのファクターを分析して予想→最後にプロの予想と突き合わせて微調整、という流れを取り入れると、情報過多で迷うことも減り勝率アップにつながります。
まとめ:正しいデータ分析と予想サイト活用が勝ち組の近道
最後に、本記事の内容をまとめます。
競艇予想で勝ち組になるためには、「選手」「モーター」「コース」「展開」の4つのファクターをバランス良く分析することが基本中の基本です。
具体的には、選手の階級や勝率から実力差を見抜き、モーター2連対率や部品交換情報から機力を判断し、競艇場ごとのコース傾向や当日の風向きを考慮して展開を読む、そして展示航走の直前情報から最終的な予想を微調整する—これらを押さえれば的中率も回収率も格段に向上します。
さらに、そんな入念なデータ分析を補完してくれる予想サイトの活用も現代ならではの有効策です。自分の予想にプロの視点を加えることで予想精度の「底上げ」が期待できます。特に初心者は、まず信頼できるサイトの無料予想を参考にしながら経験を積むと良いでしょう。
地道な勉強と工夫を続ければ、競艇は決して「運ゲー」ではありません。むしろ正しい情報を持つ者がしっかり勝てるデータのゲームです。
当たりやすいと言われる競艇だからこそ、基本を押さえた予想と上手なツール活用で早く勝ち組に回りましょう。あなたの明日のレース予想が、今日までとはガラリと変わることを願っています。最後までお読みいただきありがとうございました。健闘を祈ります!

