ボートレース平和島(平和島競艇場)の特徴と予想のコツ【初心者向け完全ガイド】

平和島競艇場(ボートレース平和島)は、東京湾から吹き込む強風と1マークがスタンド側に寄った独特のコースレイアウトによってイン(1号艇)の逃げ切りが決まりにくいことで有名です。

そのため全国24場の中でも屈指の「荒れる競艇場」として知られ、レースでは思わぬ高配当決着が頻発します。

実際、平和島の1コース1着率は全国平均の55%前後を大きく下回り、インが圧倒的に不利な水面です。
反面、5・6コースの1着率は他場より高く、展開次第で全コースに勝機があるのも特徴です。

万舟(100倍超え)券の出現率も高く、イン優勢な大村競艇場などに慣れたファンにとっては戸惑うほど特殊な水面であり、「インから買えば当たる」というセオリーが通じにくい場といえるでしょう。

本記事では、そんな平和島競艇場の特徴やレース傾向を初心者向けに分かりやすく解説し、勝利に近づくための予想のコツを紹介します。

風や水面特性といった専門的な要素も交えつつ、実践的な舟券攻略ポイントをまとめていきます。
各セクションの最後には筆者の経験に基づくアドバイスも掲載していますので、ぜひ予想の参考にしてください。

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監修者: 黒川 勝 (くろかわ まさる)
監修者 黒川 勝

競艇評論家/競艇メディア監修担当(48歳)

学生時代から競艇に魅せられ、気づけば現地観戦歴25年・予想歴20年超。

かつては週末のほとんどを全国各地の競艇場で過ごし、各地の選手傾向やイン水面の特徴を分析することを趣味としてきました。

一方で、インターネット上に溢れる予想サイトや有料情報サービスの乱立に疑問を持つようになり、「競艇ファンの目線で本当に信頼できるサイトや情報とは何か」を見極める活動を開始。現在はメディア全体の方針監修および執筆記事のチェックを担当し、正確性・中立性・信頼性を重視した情報発信に取り組んでいます。

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執筆者: 白石 健二 (しらいし けんじ)
執筆者 白石 健二

フリーライター/競艇場現地取材担当(35歳)

大学卒業後、週刊誌系の出版社で編集記者として勤務。

その後フリーに転身し、趣味だったボートレースと文章執筆を掛け合わせた現地取材活動を開始しました。

全国の競艇場を自らの足で巡り、実際に予想サイトを使ってみる“体当たり検証”を継続中。現地でのファンの声・舟券売り場のリアルな空気・選手の表情など、ネットでは伝わらない要素を丁寧に拾い、記事へと反映しています。

「良いサイトも悪いサイトも、実際に使ってみないとわからない」というポリシーのもと、読者目線で実用性ある情報と率直な感想を届けます。

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平和島競艇場のコースの特徴(水面特性・気象条件・イン有利度)

平和島競艇場は、全国でもトップクラスに「予想が難しい」と言われる場所です。

なぜ1コースが勝ちにくいのか、なぜ高配当が出るのか、その理由を詳しく解説します。

  • イン受難を生む水面の狭さ
  • 水質は海水
  • ビル風と季節風により水面が荒れる
  • 企画レース「Afternoon Pleasant Race」

この章を読むことで、平和島特有の「」や「水面」のクセを理解し、他の人が見落としがちな穴展開を予想できるようになります。

イン受難を生む水面の狭さ

平和島競艇場の最大の特徴は、1コースの勝率(1着率)が全国平均よりもかなり低いことです。
これは「イン受難(インじゅなん)」とも呼ばれ、1コースの選手が苦戦しやすいことを意味します。

その大きな理由は、コースの狭さにあります。
第1ターンマーク(最初のカーブ)とスタンドとの距離が37mしかなく、これは全国的に見ても非常に狭い設計です。

平和島競艇場の水面図

出典:BOAT RACE平和島|水面特性

コースが狭いと、1コースの選手は窮屈なターンを強いられ、スピードを出しにくくなります。

さらに、平和島には「バックストレッチでの斜行規制」という独自のルールがあります。

これは、第1ターンマークを回った後の直線で、内側の選手が外側の選手をブロックするために斜めに走ることを禁止するものです。

黒川勝さん
競艇評論家からのアドバイス

このルールのおかげで、外側の選手が全速力で追い抜きやすく、最後まで逆転のチャンスがあるエキサイティングなレースになります。

水質は海水

平和島の水は海水で、東京湾とつながっているため「潮の満ち引き」があります。

満潮(水位が高い)

  • 水面がうねりやすく、ボートが跳ねやすくなります。

この時はスピードが出にくいため、インコース(1・2コース)が逃げ切りやすくなります。

干潮(水位が低い)

  • 水面が穏やかになり、スピード勝負になります。

こうなると、センターやアウトコース(3〜6コース)からの全速ターンが決まりやすくなり、高配当のチャンスです。

特に大潮で水位が高い満潮の時間帯には1マークにうねり(波の揺れ)が発生しやすく、ボートが跳ねてターンしにくくなることがあります。

実際に周回展示(試走)で1マークを回る際にバタついている艇は、本番でもターンで流れる可能性が高いので評価を下げた方が良いでしょう。

黒川勝さん
競艇評論家からのアドバイス

予想をする際は、必ず潮見表を見て「今は満潮か、干潮か」を確認するのが鉄則です。

ビル風と季節風により水面が荒れる

平和島競艇場のビル風と季節風による水面の影響

平和島は高層マンションなどのビルに囲まれているため、「ビル風」と呼ばれる複雑な風が吹きます。

風が建物に当たって跳ね返り、水面上で渦を巻くことがあるため、選手にとっては非常に走りにくい環境です。

また、季節によって吹く風もレースに大きく影響します。

春・夏(追い風)

  • 後ろからの風が吹きますが、風が強すぎると1コースの選手がターンで流れやすなる

結果、2コースからの「差し」が決まりやすくなる状況が作られます。

冬(向かい風)

  • 前からの強い風が吹き、ダッシュ勢(4〜6コース)にとって有利な風となる

追い風の影響で、助走距離の短いインコースは十分な加速を出せず、アウトからの豪快な「まくり」が決まるシーンが増えます。

特に風速5m以上の強風時には、スタート展示での伸び足やターンの安定性に艇ごとの差が生じやすく、それが本番結果に直結しがちです。

また、風向きが途中で変わるタイミングは要注意で、例えば午前中は向かい風だったのが午後に追い風へ変化するような日はスタート勘が狂いやすく、大波乱が起こるケースもあります。

企画レース「Afternoon Pleasant Race」

平和島の第5レースは「Afternoon Pleasant Race」という企画レースで、主に1号艇A級選手が配置されます。

一見当てやすそうに見えますが、平和島のインの弱さを考えると、ここが一番の狙い目になることもあります。

もし1号艇の選手のモーターが悪かったり、風が強かったりすれば、A級選手でも負ける可能性があります。

黒川勝さん
競艇評論家からのアドバイス

「企画レース=本命」と思い込まず、あえて疑ってかかることで、美味しい配当にありつけチャンスを得られる事ができますよ。

平和島競艇場のレース傾向とデータ分析

競艇で勝率を上げるためには、過去のレースデータやモーターの成績を客観的に分析することが欠かせません。

平和島競艇場は特異な水面を持つため、全国平均とは異なる出目や決まり手の傾向がはっきりとデータに表れています。

  • 平和島競艇場の出目の傾向・ランキング
  • 平和島競艇場のコース別入着率と決まり手の特徴
  • 平和島競艇場の季節別データの傾向
  • 平和島のモーター交換時期とエース機

この章では、最新の出目ランキングやコース別の勝率、モーター情報を詳しく解説します。データに基づいた説得力のある買い目を構築し、的中率アップに繋げるヒントを掴みましょう。

平和島競艇場出目の傾向・ランキング

ボートレース予想において、「どの着順の組み合わせが統計的に多く発生しているのか」という出目(でめ)のデータを知ることは、資金配分や買い目の絞り込みにおいて非常に有効です。

ここでは、集計された、平和島競艇場の最新の3連単(1着・2着・3着の番号を順番通りにすべて当てる方式)の出目ランキングを分析します。

直近1年間に集計されたデータによると、平和島競艇場における3連単出目ランキングの上位5パターンは以下の表のようになっています。

全国の多くの競艇場では、インコースから順番に決着する「1-2-3」が圧倒的な割合で1位になるのが一般的ですが、平和島ではその常識が通用しません。

出目 割合 平均配当
①-③-② 4.9% 2,087円
①-②-③ 4.6% 1,644円
①-③-④ 3.9% 1,995円
①-④-② 3.7% 2,243円
①-②-④ 3.5% 2,069円

参考元:艇国DB|3連単出目ランキング

ランキング1位に輝いているのは「1-3-2」という出目で、全体の4.9%を占めています。

このデータからは、平和島競艇場のレース展開のメカニズムが透けて見えます。
1コースの選手が何とか逃げ切って1着を確保したとしても、第1ターンマークの旋回時に少し外側へ膨らむため、その直後に3コースの選手が外側から全速で攻め立てます。

しかし、3コースの選手も狭い水面の影響で完全に抜き去ることはできず2着争いにとどまり、その攻防によって空いた最も内側の最短距離を、2コースの選手が冷静に差し込んで3着に滑り込むという展開です。

また、上位5つの出目の平均配当に注目すると、すべての組み合わせで1,600円から2,200円台という安定した中穴の配当がついています。

これは、1号艇が勝利する比較的堅いと思われるレースであっても、2着や3着にどの艇が飛び込んでくるかが非常に読みづらいため、オッズが分散していることを示しています。

つまり、平和島で1号艇を軸に舟券を買う場合であっても、2着や3着の相手(ヒモ)を1艇や2艇に絞り込みすぎるのは危険であり、外側のコースまで視野を広げて手広く流す買い方が、結果的に的中率と回収率のバランスを保つ秘訣となります。1

黒川勝さん
競艇評論家からのアドバイス

コースが勝つ場合でも、2着には3号艇や4号艇が飛び込んでくるケースが非常に多いです。相手探しは外側のコースまで幅広く検討してみてください

平和島競艇場のコース別入着率と決まり手の特徴

次に、各コースからスタートした艇が、それぞれどれくらいの確率で上位(1着〜3着)に食い込んでいるのか、そして見事に1着を獲得した際にどのような技(決まり手)を駆使したのかについて、データに基づいた数値を見ていきましょう。

この入着率と決まり手の傾向を分析することで、平和島がなぜ「差し水面」と恐れられているのかが明確に理解できます。

以下の表は、平和島競艇場におけるコース別の入着率と、最も多く見られる決まり手の傾向をまとめたものです。

1コース1着率全国平均

  • 56%(集計期間:2025/12/01~2026/02/28)
コース 1着率 2着率 3着率 最も多い決まり手
1コース 45.1% 18.6% 9.9% 逃げ(95.5%)
2コース 13.0% 24.5% 23.5% 差し(57.5%)
3コース 15.5% 18.4% 18.8% まくり(47.4%)
4コース 16.1% 17.3% 17.3% 差し(35.3%)
5コース 8.9% 13.5% 15.3% まくり差し(46.6%)
6コース 2.7% 8.3% 16.3% まくり差し(64.2%)

参考元:BOAT RACE|平和島ボートレース場 コース別入着率&決まり手

まず目を引くのが、1コースの1着率が46.8%という驚くべき低水準にあることです。

競艇における1コースの全国平均勝率は約55%前後であるため、平和島の1コースがいかに過酷な状況に置かれているかが分かります。

その減少した勝率の分を吸収しているのが、2コースから4コースまでの中枠の艇です。
2コース、3コース、4コースと、内側から中間にかけての幅広いコースで高い勝率が記録されています。

さらに注目すべきは、その「決まり手」の割合です。2コースが1着を取ったレースのうち、実に多数が「差し」による勝利となっています。

通常、3コースや4コースは助走距離を活かして外側から覆い被さるように旋回する「まくり」が多くなる傾向がありますが、平和島においては4コースの1着であっても「差し」の割合が高い数値を示しています。

これは、水面が狭く波立ちやすいため、外側を強引に回るよりも、前の艇がターンで膨らんだ瞬間に内側の懐を鋭く突き抜ける戦法が最も理にかなっていることを証明しています。

展示航走を見る際は、単なる直線のトップスピードよりも、ターンマークを小さく鋭く回れる「掛かりの良さ」や、ターン直後の「出足」を重視して選手を評価することが不可欠です。

黒川勝さん
競艇評論家からのアドバイス

これほど「差し」が決まりやすい水面は全国でも珍しいです。展示タイムだけでなく、ターン回りのスムーズさを重視して選手を評価すると良い結果に繋がります。

平和島競艇場の季節別データの傾向

ボートレースは屋外の自然環境下で行われる競技であるため、気温や水温といった四季の移り変わりが、モーターの出力や選手の体感にダイレクトに影響を与えます。

平和島競艇場においても、春夏秋冬の季節ごとにコース別の勝率に微妙な変化が生じます。

モーターの構造上、気温や水温が低下する冬場は、空気の密度が高くなるためモーター内の体積効率が向上し、エンジンの回転数が上がりやすくなります。

これにより、スタート直後の出足が鋭くなるため、一般的には冬場の方がインコース(1コース)が有利になるとされています。逆に、気温が上昇する夏場はモーターの回転が上がりにくく出足が鈍るため、助走距離を長く取れるダッシュ勢(4コースから6コース)に展開が向きやすくなります。

しかし、平和島の場合は単なる気温の変化だけでなく、先述した「季節特有のビル風」の要素が複雑に絡み合います。

季節 1コース1着率 2コース1着率 3コース1着率
46.8% 14.0% 14.8%
47.2% 17.5% 14.8%
49.4% 15.9% 14.3%
45.1% 13.0% 15.5%

参考元:BOAT RACE平和島|ボートレース場 季節別データ

冬場は気温の低下によってインコースの出足が良くなる一方で、平和島特有の強い「北からの向かい風」が吹き荒れる日が多くなります。

この強い向かい風が、せっかく良くなったインコースの出足を相殺してしまうばかりか、むしろダッシュ勢のまくりを強力に後押しする結果を招くことが少なくありません。

また、夏場は「サマータイム(薄暮開催)」が実施されることがあり、夕方にかけて気温が下がる時間帯のレースでは、モーターの出力が回復してインコースが一時的に持ち直す現象も見られます。

このように、平和島においては季節ごとの数値データそのものを暗記するよりも、「現在の季節に吹きやすい風向き」と「その日の実際の気温・水温」を掛け合わせて、モーターの仕上がり状態を総合的に判断する思考力が求められます。

一年を通して「インが弱い」という根底の事実は揺らがないものの、季節ごとの自然のイタズラが波乱のエッセンスを加えているのです。

黒川勝さん
競艇評論家からのアドバイス

季節ごとの風向きの変化が、各コースの勝率に直結しています。特に冬場の強い向かい風の日は、センターやアウトからの強襲を警戒して予想を立てましょう。

平和島のモーター交換時期とエース機

競艇選手の操縦技術と並んで、レースの勝敗を根底から左右するのがボートに搭載されるモーターの基本性能です。

各競艇場では年に一度、すべてのモーターが新品に交換され、平和島競艇場のモーター交換時期は毎年「6月」に行われます。

この時期を境に新しいモーターでの戦いが始まり、数ヶ月間のレースを経て、徐々に性能の良し悪しが明確な数字となって表れてきます。

最新の集計データによると、現在の平和島競艇場における優秀なモーター(2連対率上位)は以下の表の通りです。

2連対率とは、そのモーターを使用した選手が1着または2着に入った確率を示すもので、この数値が40%を超えているモーターは非常に優秀であると評価されます。

2026年現在のエースモーター

  • 60号機:2連対率48.6%
  • 34号機:2連対率48.3%
  • 55号機:2連対率46.1%

参考元:艇国DB|モーター成績一覧

ランキングの頂点に君臨しているのが、2連対率48.6%を叩き出している「60号機」です。

このモーターは優出(優勝戦への進出)回数や優勝経験も備えており、紛れもない今期のエース機として君臨しています。

平和島競艇場ではチルト(モーターをボートに取り付ける角度)を最大3度まではね上げることが許可されています。

チルトを上げることでボートの先端が浮き上がり、直線でのトップスピード(伸び足)が劇的に向上します。
上記のランキング上位モーターに加えて、チルトを調整して伸び足に特化させた伏兵モーターが存在する場合、アウトコースからの一撃必殺のまくりが決まる可能性が高まります。

エース機を引いた選手が出走するレースは、選手の級別(A級・B級)に関わらず、モーターの地力を信頼して舟券の軸に据えるのが鉄則です。

黒川勝さん
競艇評論家からのアドバイス

エース機を引いた選手は、実力以上の走りを見せます。B級選手であっても、良機に乗っている場合は舟券から外せません

平和島競艇場で勝つための予想のコツ・攻略ポイント

ここまでの特徴を踏まえ、平和島で舟券予想をする際に押さえておきたいポイントを整理します。

他場とは異なる平和島ならではの予想のコツや攻略法を、初心者向けに具体的な項目ごとに解説します。

  • 風向きと強さを最優先でチェックする
  • イン固執は禁物、2~6コースの頭を積極的に狙う
  • 地元東京支部&ベテラン選手を重視する
  • モーターの出足・行き足を重視しよう

風向き・コース傾向・選手の特徴・モーター性能など、多角的に平和島攻略のヒントを見ていきましょう。

競艇予想の勝ち方・必勝法については、以下の記事で詳しく解説しているので、平和島の様な難しい会場で一発狙いたい方は、参考にしてみてください。

風向きと強さを最優先でチェックする

平和島予想で最も重要なファクターは「風向・風速」です。
レース当日の天候情報を把握し、追い風向かい風か、その強さは何m/sかを必ず確認しましょう。

前述の通り、追い風ならばインが流れやすく差し有利、向かい風ならばスロー勢にブレーキがかかりまくりが決まりやすいという傾向があります。

例えばスタート展示の時点で旗の向きなどから強めの向かい風を感じたら、思い切ってセンター勢(3・4コース)のまくりと5・6コースの差しを本線に組み立てるといった判断が有効です。

逆に追い風が弱く穏やかな日は1コース逃げも決まりやすくなるため、その場合はインを軽視しすぎないようにします。

また、風は時間帯で変化する点にも注意が必要です。
午前中と午後で風向きが真逆になるような日は、前半レースと後半レースで傾向がガラリと変わる可能性があります。

直前の展示気配だけでなく、「何時頃から風向きが変わる予報か」もチェックしておくとよいでしょう。

例えば「午後から北風に変わる予報なら、第7〜12レースはアウト勢台頭にシフトするかもしれない」といった読みが立ちます。

黒川勝さん
競艇評論家からのアドバイス

平和島では公式サイトや場内情報で逐一風速もアナウンスされるので、レースごとに風データを確認しながら舟券戦略を微調整することが勝率アップの鍵となります。

イン固執は禁物、2~6コースの頭を積極的に狙う

平和島では「インコース信仰」に固執しない勇気が求められます。
データが示す通り1号艇の信頼度が低いため、他の競艇場の感覚でインからばかり舟券を買っていると痛い目に遭いやすいです。

むしろ2~6コースから1着が出るケースを他場以上に重視しましょう。特に4コースは全国平均を大きく上回る勝率を誇り、フォーメーションに4号艇の頭(1着)も積極的に織り込むのがおすすめです。

平和島ではイン1着のオッズが高めにつく傾向があるため、「インが弱いのは周知の事実=妙味がある」という視点も重要です。例えば前半レースでイン逃げが続かなかった場合、後半でも皆イン軽視の買い目になりがちです。

しかし風向やメンバー次第では後半で急にイン逃げラッシュになる可能性もゼロではありません。
その兆しを感じたら、オッズとの相談になりますが1号艇頭も果敢に押さえる価値があります。

黒川勝さん
競艇評論家からのアドバイス

特に弱めの追い風や無風であればイン逃げ率が上がるので、その場合は「イン軽視」の流れに逆張りしてみるのも一つの戦略です。

地元東京支部&ベテラン選手を重視する

平和島は独特な難水面ゆえに、水面への習熟度が結果を大きく左右します。
遠征で初めて平和島を走るような他地区の若手選手などは、水面に不慣れなため実力を発揮しづらくミスを犯しがちです。

一方、地元東京支部の選手何度も平和島を走り慣れたベテラン選手は、荒れるコンディションでも巧みに対応し、本来の実力を発揮しやすい傾向があります。

したがって予想の際は、勝率や級別が同程度なら地元orベテラン選手を上位評価するのがセオリーです。

特にシリーズ初日や節の序盤では顕著で、遠征組・若手は水面に慣れておらずターンミスやスタート失敗をしやすいです。
加えて強風で水面が荒れている日大潮満潮でうねりが出ている時なども、繊細な水面対応力が求められるため、経験豊富な選手が有利になります。

実際、平和島の公式見解でも「水面に不慣れな遠征の若手がスピードを削がれる場合がある」と指摘されており、地元・ベテラン勢の安定感が際立つ場面が多いです。

加えて東京支部の選手はホーム水面ということで地元意識も強く、「平和島巧者」と呼ばれる選手も存在します。
過去の平和島成績が良い選手(当地勝率が高い選手)は信頼度アップです。

黒川勝さん
競艇評論家からのアドバイス

私は予想の際、出走表の選手所属支部と年齢・経験年数を真っ先に確認します。平和島では「地元・ベテラン>遠征・新人」の構図がはっきりしているからです。選手の実力比較に迷ったらひとまず地元・ベテランに軍配を上げてみると良いでしょう。

モーターの出足・行き足を重視しよう

平和島で勝負を決めるもう一つのポイントがモーターの性能、とりわけ出足・行き足の重要性です。
狭いコースでインがプレッシャーを受ける平和島では、ちょっとした伸びの差や加速力の差が逆転を生みます。

スタートが重要でバックで伸び勝負になりやすい水面だからこそ、モーターの直線パワー・加速力(行き足)が優れている艇はどのコースからでも台頭可能です。逆に出足が弱い艇はインにいても包まれてしまいがちなので軽視できます。

具体的な傾向

  • スタート助走距離の短いスロー勢でも加速しやすいか
  • 1周1マークを回った後にグッと伸びていけるか

これらを判断する材料として展示タイム(直線タイム)やスタート特訓・展示での様子が参考になります。

平和島の公式サイトではオリジナル展示データとして各艇の直線タイムや展示リプレイ映像が公開されているので、他艇より明らかに直線タイムが良い艇や展示航走で伸び気味に見えた艇には注目しましょう。

そうした艇は例えアウトコース発進でも道中で差し抜けてくる可能性が高く、積極的に狙いたいところです。

また平和島は毎年6月頃に新モーターへ交換されますが、モーター個体差も成績に影響します。
節間の途中なら直前のレースで伸びていた艇や展示評価が◎の艇などを追いかけるのも有効です。

このモーターは出足が仕上がっている」と記者が評価している場合、その艇は安定して舟券に絡む傾向があります。
平和島では出足型の超抜モーターを得た選手は、大外からでも突き抜けるとさえ言われます。

したがってエンジン相場にも目を配り、機力優勢な艇には思い切って印を厚く付けると良いでしょう。

黒川勝さん
競艇評論家からのアドバイス

平和島では「エンジン出てるヤツには逆らうな」が鉄則です。特に平和島公式の「直前気配・出足○」といったコメントは要チェックです。初心者の方も予想紙の○△評価や展示タイム上位の艇をマークし、機力で勝る艇を素直に信頼する姿勢で挑んでみてください。

平和島競艇場の基本情報(立地・アクセス・施設)

平和島競艇場へ行く前に知っておきたい、アクセス方法や場内の施設、そして美味しいグルメ情報をまとめました。

この章を読むことで、迷わずに現地へ行けるだけでなく、レース以外の楽しみ方も知ることができ、競艇場での一日をより充実したものにすることができます。

まずは場所と遊び方の基本を抑えましょう。

アクセス

平和島競艇場は東京都大田区にあり、都心からのアクセスが非常に便利なレース場です。

電車の場合

  • アクセス:京急本線の「平和島駅」または「大森海岸駅」
  • 所要時間:徒歩約10分

JR京浜東北線の「大森駅」からは、無料の送迎バスが頻繁に運行されています。
バスに乗れば約10分で競艇場の目の前まで連れて行ってくれるので、初めて行く人にはこちらのルートもおすすめです。

車の場合

  • アクセス:首都高速平和島ランプ
  • 所要時間:ICを降りてすぐ

隣接する商業施設の駐車場を利用できるので、駐車場が混雑する前に向かうことをおすすめします。

施設・雰囲気

平和島競艇場の雰囲気を表す画像

平和島競艇場は「ビッグファン平和島」という大きなレジャー施設の一部になっています。

ここには、レース場の他にも天然温泉、ボウリング場、映画館、ゲームセンターなどが揃っています。
レースで熱くなった後に温泉でリラックスしたり、家族みんなで遊んだりと、ボートレース以外の楽しみも満載です。

また、2025年末には新スタンドがオープンし、施設が新しく綺麗になりました。
快適な指定席や、広々としたフードコートで、初心者や女性でも安心して過ごせる環境が整っています。

平和島のグルメ

競艇場といえば「勝負メシ」ですが、平和島で絶対に食べておきたいのが「煮込み」です。
以前、場内の食堂で愛されていた名店「おおこし」は、現在キッチンカーとして営業しており、変わらぬ味を提供しています

濃厚な味噌味で煮込まれたモツは、ご飯にもビールにも相性抜群です。
他にも、チャーシューをプロペラの形に盛り付けた「ペラ丼」など、ここだけのユニークなメニューも人気です。

まとめ

平和島競艇場は「風」と「コースの狭さ」が勝敗を大きく左右する特殊な水面です。
イン逃げの信頼度が低く、差し・まくりが台頭しやすいレースが日常的に繰り広げられるため、一見すると予想が難しく感じられるかもしれません。

しかし、本記事で解説したように風向きのチェックや地元選手の重視、モーター性能の見極めなどポイントを押さえれば、荒れ水面を味方につけて的中率を上げることも十分可能です。

何より平和島は高配当の宝庫でもあります。展開読みがハマったときの爽快感や、大穴的中の興奮は格別で、「東のメッカ」と呼ばれる平和島が多くのファンを惹きつける理由でもあります。

黒川勝さん
競艇評論家からのアドバイス

初心者の方も怖がらずに風と水面の特徴を学び、少しずつ平和島ならではの予想の勘所を掴んでいってください。最初は難解に思えた平和島も、風とコースを読み解けるようになればきっと予想する楽しさが倍増するはずです。

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