桐生競艇場の立地・アクセス・施設など基本情報から、水面特性やレース傾向、季節や時間帯ごとの特徴までを徹底解説。
さらに初心者向けに舟券予想のコツを紹介し、ナイター競走ならではの攻略法や注意点、経験者ならではの実践アドバイスも交えて丁寧に説明します。
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目次
桐生競艇場の基本情報(立地・アクセス・施設)
桐生競艇場は群馬県みどり市笠懸町阿左美に位置し、1956年開場の歴史ある競艇場です。
東京からもアクセス可能な北関東の競艇場で、関東圏では唯一の内陸型ボートレース場となっています。山に囲まれた盆地にあり、冬季は赤城山から吹き降ろす「赤城おろし」という強風の影響を受ける環境です。
全国24場の中で最も北にある競艇場であり、気候や水面コンディションが他場と一味違うのも特徴の一つです。
また、日本で初めてナイターレースを開催した発祥地としても知られており、現在では通年でナイター競走(通称「ドラキリュウナイター」)が行われています。照明に映える幻想的な水面と、夜ならではの興奮を味わえる競艇場としてファンに親しまれています。
アクセス
桐生競艇場へは公共交通機関か車で行くことができます。
電車の場合
- アクセス:東武桐生線の阿左美駅またはJR両毛線の岩宿駅
- 所要時間:約5分
駅からは、無料送迎バスが運行しています。
無料バスは開催日に合わせて1時間に1~3本程度運行されるため、事前に時刻表を確認して計画すると良いでしょう。
車の場合
- アクセス:北関東自動車道の太田藪塚ICまたは太田桐生IC
- 所要時間:TCから約15分
場内には大規模駐車場があり、基本的に無料で利用できます。駅からのバスも車も比較的スムーズで、初心者でも迷わず訪れやすい競艇場と言えるでしょう。
(※SGなどの大きな開催時は混雑するため早めの到着がおすすめです)
施設・雰囲気
桐生競艇場は入場料100円で入場でき、スタンドは近代的に整備されています。
南ウイングと呼ばれる新スタンドには様々な観戦エリアがあり、一般席に加えて有料席も充実しています。
例えば、ワンコインシート(500円)などリーズナブルな指定席から、グループ向けのわいわいシート(6名で2,000円)や高級感あるImperial View席まで、ニーズに合わせた席種が用意されています。
Imperial View内の「ファーストシートA」(1名3,000円)では席にいながら投票ができる端末が備え付けられており、じっくりレースに集中できます。
スタンド1階の水面に近い一般席エリアは開放的で臨場感があり、レースの迫力を肌で感じられます。
夕方以降はガーデンテラスがライトアップされ、若いカップルも増えてイベントなどでにぎわうなど、ナイターならではの華やかな雰囲気も魅力です。
また、家族連れにも優しく、場内にはジャングルをイメージしたキッズルーム「ジャングルFUN」(利用料100円)があり、ボールプールや絵本コーナーなど子どもが遊べる設備も整っています。おいしい群馬名物グルメが味わえるフードコートもあるので、観戦のお供にぜひ楽しんでみてください。
桐生競艇場のコースの特徴(水面特性・気象条件・イン有利度)
桐生競艇場ならではのコース形状や水面コンディションの特徴を押さえておきましょう。
他の競艇場と異なる要素を知ることで、レース展開の癖や予想のポイントが見えてきます。
- ピットと2マークの距離が長い独特のコースレイアウト
- 水質は硬い淡水
- 標高が高く低気圧:エンジン出足に影響
- 季節によるレースへの影響が大きい
- オリジナル展示データが豊富
桐生は一言でいうと「走りにくい難水面」と評される競艇場です。
風向き・気圧・気温など自然環境の影響を受けやすく、選手からも「乗りづらい」と言われる独特の水面です。
ここではコースレイアウトから水質、気象条件まで順に解説します。
ピットと2マークの距離が長い独特のコースレイアウト
桐生競艇場のコースは、スタートピット(待機行動エリア)から第2ターンマークまでの距離が約165mも離れています。
この距離は全国24場中で3番目に長く、待機中にコース取り(進入)を行うための余裕が大きいのが特徴です。

出典:BOAT RACE桐生
そのため、他場に比べて「前づけ」(後ろの艇が前方に出て内側コースを奪いにいく戦術)が発生しやすく、枠なり進入(艇番どおりのコース取り)になりにくい傾向があります。
実際に桐生の枠なり進入率はかなり低く、進入隊形が乱れることもしばしばです。
このコース特性により、スタート展示(レース本番前の練習スタート)で見た進入コースと、本番レースでの進入コースが変わるケースも少なくありません。
ピット離れ(待機所からの飛び出し)が良いモーター・艇は内側有利なコースを奪いやすく、逆にピット離れが悪い艇は想定外に外へ追いやられてしまうこともあります。
例えば6号艇が絶好のピット離れを見せて一気に内側に入り込み、大外6コースがそのままインコースに前づけしてしまうようなダイナミックな進入も桐生では起こり得ます。
こうした進入の乱れはレース展開に大きく影響するため、スタート展示の進入傾向やピット離れは要チェックです。「進入がコロコロ変わるので桐生は難しい」と言われるゆえんですが、裏を返せば進入変化を味方につけた大胆な予想も可能ということです。
水質は硬い淡水
桐生競艇場の競走水面は、阿左美沼という沼地を利用したプール状の人工水面で、水質は淡水です。
海水と比べて淡水は浮力が小さく、水の密度が高いため「水面が硬い」と表現されます。
実際、桐生では艇が水面を捉えすぎて深く刺さったり、逆に大きくバウンドしたりと、不安定な挙動を見せることがあります。
ある選手は桐生の水を「艇が深く水面に食いつくか、あるいは大きく跳ねて飛んでいくか、とにかく操縦が難しい」と表現したほどで、穏やかな水面の日でもフェンス際まで流されるシーンをよく目にします。
このように硬い淡水特有の乗りにくさがあるため、桐生は全国でも有数の難水面とされています。
淡水の硬い水面では、ボートの乗り心地(安定性)がタイムや着順に直結します。
周回展示でターン時に艇がバタついていたり大きく跳ねている艇は、うまく水面を捉えられていない証拠なので要注意です。
艇が跳ねやすく重量級に不利
また、淡水では浮力が小さい分だけモーター負荷も大きく、選手の体重もスピードに影響します。
一般に重量級の選手は艇が沈みがちになり加速が鈍るため、同程度の実力やモーターなら軽量級の選手のほうが有利と言われます。
桐生でもこれは例外ではなく、特に直線の伸びやターン後の立ち上がりで差が出やすい傾向です。
「迷ったら軽い選手を買え」というのは桐生常連の間でもよく囁かれるアドバイスです。
もちろん技量あってこそですが、淡水の桐生では体重差も予想材料に入れてみる価値があります。
標高が高く低気圧:エンジン出足に影響
桐生競艇場は標高約124mの地点にあり、全国のボートレース場で最も高地に位置します。
海抜ゼロメートル近辺にある多くの競艇場とは空気の密度が異なり、気圧が低いことが大きな特徴です。
気圧が低い環境ではエンジン(モーター)に十分な空気が取り込めず、回転が上がりづらくなるため、出力(パワー)が出にくくなります。

桐生では多くの選手が「エンジンが重たい」「なかなか回転が上がらない」と口にし、とりわけシリーズ初日はその傾向が顕著です。
エンジン回転が上がりにくいと特に影響が出るのが「出足」と呼ばれる加速力の部分です。
レースで言えばスタートの起こし(加速開始)から一瞬でトップスピードに乗るまで、そしてターン後の再加速が「出足」にあたります。
桐生ではこの出足が弱くなりがちなため、スロー勢(助走距離の短い1~3コース)は加速不足で不利になりやすく、助走を十分取れるダッシュ勢(4~6コース)が有利になりやすいと言われます。
他場以上に地元選手が有利
エンジン回転が上がらないとターンで一旦減速した後の立ち上がりにも影響が出ます。
先ほどの出足低下とも関係しますが、イン逃げ(1コースが先マイで逃げる展開)を決め切るにはターン後の伸び返しが重要です。
桐生ではこの逃げ足が鈍りやすく、逆に後ろから差し込む艇や外からまくる艇が届きやすい環境と言えます。
言い換えれば、インコースの絶対的な強さが削がれる条件が揃っているのです。
高地ならではのエンジン調整の難しさもあり、桐生は他場以上に「地元選手有利」とされます。
群馬支部の選手や桐生を走り慣れた選手は、低気圧でエンジンが重い状況下でも上手にプロペラ調整や整備で対応し、他地区からの遠征勢より安定した走りを見せるケースが多いです。
事実、桐生で行われるGI「周年記念(赤城雷神杯)」でも、直近15大会中9回は群馬支部の選手が優勝しているデータがあります。
季節によるレースへの影響が大きい
桐生競艇場は内陸に位置するため、季節によって風向き・風速や気温の変化が大きく、レースへの影響も変わります。
春から冬にかけては「赤城おろし」により波が立つ
特に冬から春先にかけては、先述の赤城おろし(北西の季節風)と呼ばれる強烈な風が吹き下ろす日があり、水面が荒れ模様になることがあります。
瞬間的な突風で波が立つこともあり、選手にとってはボートの操作が難しくなる厳しいコンディションです。
強風時には選手本来の実力を発揮しづらくなるため、コース取りや展開による有利不利が普段以上に結果を左右しがちです。

具体的には、向かい風が強いとインコース有利、追い風が強いと差し有利となります。
桐生の場合、赤城おろしは北風(向かい風)になることが多いため、冬場はイン逃げが普段より決まりやすいという傾向にあります。
さらに、風があまりにも強い場合、安定板(アンテナ板)と呼ばれる板状のパーツを艇のプロペラ前方に装着してレースを行います。安定板は波風で艇が跳ねるのを抑える効果がありますが、そのぶん艇の伸び足(直線の伸び)が鈍る欠点があります。
結果としてまくりが決まりにくくなり、相対的に1コース逃げが有利になる傾向があります。
夏場は水面が穏やかになり選手の実力が反映されやすい
一方、夏場の桐生は天候が比較的安定しています。
風も弱く水面は穏やかな日が多いため、全コースにチャンスが広がるコンディションと言えます。
水面が静かなぶん選手の実力がストレートに反映されやすく、弱い風の日は実力上位の選手を素直に信頼するのが吉です。

夏は気温が高く空気密度がさらに下がるため、ただでさえ非力なエンジンがよりパワーダウンしがちという側面もあります。
気温30℃超の猛暑日などでは出足が一段と鈍るため、特にスロー勢がスタートで後手を踏む→ダッシュ勢が一気にまくりに出るという展開も十分にあります。
実際、「夏場の桐生はまくりが効く」という声もあり、アウトコースの思い切った仕掛けが決まりやすい季節と言えるでしょう。
ただし夏場は夕立や雷雨も発生しやすく、短時間で風向きが変わったり強弱が急変することもあります。
ナイター開催の時間帯に雷雲が来ると中断や中止になる場合もあるため、天気予報にも注意が必要です。
総じて桐生は季節ごとの環境変化が大きい競艇場ですので、「冬は風、夏は気温」という具合に季節要因も予想ファクターに入れることで精度が上がるでしょう。
全レースがナイターで開催されるので環境の変化が大きい
桐生競艇場では全開催がナイター競走のため、時間帯の変化による特徴も押さえておきましょう。
他場でもナイターはありますが、桐生は内陸ゆえ日中と夜間の気温差が特に大きいのがポイントです。
急激な気温の低下によりエンジンの調整が狂いやすくなる
日没前の暑い時間帯から夜にかけて気温が急低下すると、エンジンの調整が狂いやすく、1日に2走する選手にとっては難しいコンディションとなります。
例えば夕方の第一レースで快調だったモーターが、気温が下がった第二走目の第12レースでは「合わなくなった」と感じるケースもあります。
したがって、同じ節(シリーズ)でも前半と後半でモーター気配が変わる可能性が十分にあります。
特に2回走りの日は、初走で良走していても2走目は過信しないこと、直前気配をしっかり確認することが重要です。
水面状況に変化が見られるのは照明が点灯するタイミングから
序盤は夕暮れ~薄暮で、途中から完全に日が沈み照明が主役となります。
照明が点灯する前後で水面状況が変化しやすく、選手の体感も変わると聞きました。
実際、日没後は1コースの1着率が5~10%ほど上昇するデータもあり、暗くなってからのレースではイン逃げ決着が増える傾向が報告されています。
これは日没後に風が穏やかになることが多い点や、照明の映り込みで選手のスタート感覚が微妙に変わる点などが理由と考えられます。
遠征選手の中には「桐生はスタートが難しい」と口を揃える者も多く、照明下のスタートは独特の見え方になるとも言われます。
オリジナル展示データが豊富
桐生はオリジナル展示データを充実させている点が挙げられます。
他場でも展示タイムは計測されますが、桐生では「直線タイム」「半周ラップ」「回り足タイム」の3種類が場内で公開されます。
中でも直線タイムはバックストレッチでの加速を測ったもので、「行き足」の良し悪しが反映されています。
この直線タイムが良い選手はスタートの伸び込みも期待でき、逆に直線タイムが悪いと本番で「スタート届かず」になる懸念があります。
ナイターで暗くなるとエンジンの伸び特性が変わる場合もあるため、レース直前情報の展示データを活用して、気温低下後のモーター状況を見極めるのが攻略法の一つです。
総じて、桐生は「序盤は波乱含み・後半は落ち着く」という傾向があります。
シリーズ序盤の第1レース~第5レースあたりは日没前後の難しい時間帯で高配当が飛び出すこともありますが、最終レース近くになると実力上位が順当に勝ち切るケースが増えて配当も落ち着く、といったパターンです。
桐生競艇場ならではのレース傾向とデータ分析
前章まで桐生の環境的特徴を見てきましたが、実際にどんなレース傾向が現れているのかデータ面からも確認してみましょう。
- インの勝率は平均並みかやや低め
- 6コースの健闘が見逃せない
- 4コースのまくり差しが全国トップクラス
- 企画レースでは1コースが断然有利
- 結論:多彩なコースに勝機がある
インコース有利度が全国平均より低いことや、4・5コースが強いという話が既に出ていますが、数字にもはっきり表れています。
インの勝率は平均並みかやや低め
全国の競艇場では1号艇の1着率はだいたい50~55%程度ですが、桐生競艇場の場合、1コースの1着率は約52.9%(全国平均55.3%程度)とほぼ平均並みか僅かに低い水準です。
(集計期間:2025/11/01~2025/1/31)
| 競艇場 | 1コースの勝率 | 競艇場 | 1コースの勝率 |
|---|---|---|---|
| 桐生 | 50.8% | 尼崎 | 62.3% |
| 戸田 | 46.0% | 鳴門 | 47.6% |
| 江戸川 | 46.4% | 丸亀 | 52.1% |
| 平和島 | 45.0% | 児島 | 55.2% |
| 多摩川 | 52.5% | 宮島 | 57.3% |
| 浜名湖 | 57.3% | 徳山 | 61.7% |
| 蒲郡 | 60.6% | 下関 | 63.7% |
| 常滑 | 58.9% | 若松 | 61.9% |
| 津 | 61.3% | 芦屋 | 61.4% |
| 三国 | 54.5% | 福岡 | 58.0% |
| びわこ | 53.4% | 唐津 | 56.2% |
| 住之江 | 60.7% | 大村 | 67.0% |
順位で見ると24場中低水準に位置しており、イン逃げが突出して強い水面ではないことがわかります。
6コースの健闘が見逃せない
また、桐生は6コースの健闘も見逃せません。
一般に6号艇は圧倒的に不利なコースですが、桐生では年によっては6コースから波乱が飛び出すことがあります。
進入が深くなったイン艇が失速したり、5コースまでが攻め合って展開が向いたときなど、他場では考えにくい6号艇頭(1着)も桐生では稀に現れるため、高配当狙いなら抑えておく価値があります。
4コースのまくり差しが全国トップクラス
(集計期間:2025/11/01~2025/1/31)
| 競艇場 | 3コースのまくり差し | 4コースのまくり差し | 5コースのまくり差し | 6コースのまくり差し |
|---|---|---|---|---|
| 桐生 | 34.5% | 26.5% | 57.3% | 35.2% |
| 戸田 | 27.8% | 15.5% | 52.1% | 46.1% |
| 江戸川 | 29.6% | 10.6% | 21.6% | 41.1% |
| 平和島 | 32.0% | 13.6% | 66.6% | 14.2% |
| 多摩川 | 38.8% | 20.7% | 50.0% | 47.0% |
| 浜名湖 | 34.3% | 25.5% | 65.8% | 43.7% |
| 蒲郡 | 27.5% | 46.2% | 64.9% | 70.0% |
| 常滑 | 35.0% | 25.0% | 70.0% | 60.0% |
| 津 | 52.1% | 25.8% | 63.4% | 68.7% |
| 三国 | 39.4% | 23.2% | 71.4% | 20.0% |
| びわこ | 40.2% | 32.7% | 65.7% | 71.4% |
| 住之江 | 27.7% | 23.3% | 65.7% | 16.6% |
| 尼崎 | 44.6% | 27.6% | 68.1% | 50.0% |
| 鳴門 | 24.2% | 21.3% | 59.0% | 37.5% |
| 丸亀 | 47.3% | 14.2% | 48.9% | 31.5% |
| 児島 | 38.5% | 38.8% | 69.2% | 46.1% |
| 宮島 | 35.4% | 21.5% | 75.6% | 54.5% |
| 徳山 | 26.4% | 27.2% | 58.3% | 37.5% |
| 下関 | 57.8% | 36.9% | 62.5% | 33.3% |
| 若松 | 41.9% | 23.4% | 75.8% | 36.3% |
| 芦屋 | 32.3% | 19.6% | 43.9% | 33.3% |
| 福岡 | 18.5% | 21.6% | 35.4% | 0.0% |
| 唐津 | 42.5% | 9.3% | 50.0% | 40.0% |
| 大村 | 41.3% | 24.0% | 57.6% | 50.0% |
桐生の決まり手(どういう攻め手で勝負が決まるか)の傾向を見ると、その特徴がさらに鮮明です。
4コースからのまくり勝ちの発生率は全国で6位とアウトコースからの攻めが決まりやすい傾向になります。
企画レースでは1コースが断然有利
常にインが弱いというわけではなく、企画レースでは番組の組み方でイン優勢に設定されていることもあります。
桐生では毎日第6R・第7R・第8Rが『ドラドキレース』と称する企画レースで、例えば6R「ドラドキ目玉」は1号艇にA級選手、他5艇がB級という番組になっています。
このような場合は実力上位の1号艇が盤石で、イン逃げが堅そうだと判断できます。
したがって、データ上アウトコース有利とはいえ、レースごとの条件も見極めることが肝心です。
一般戦とG3の6~8Rには規則性ある企画が行われる(1号艇に強い選手を置く等)ため、該当レースは素直に1号艇信頼というメリハリも大切でしょう。
結論:多彩なコースに勝機がある
2コース・3コースからの差しはそこまで突出しませんが、追い風時(バックが追い風になるコンディション)には1コースが流れやすくなるため差しが増える傾向も指摘されています。
いずれにせよ、「イン逃げ天国」ではなく多彩なコースに勝機がある桐生は、穴党にとって魅力的な水面と言えるでしょう。
実際、桐生は三連単の万舟券(高配当)が全国平均よりやや多く出やすいとも言われます。
インが飛んで波乱になるシーンが一定数あるためで、特にまくり一発で波乱→高配当というドラマが起きやすいのです。「4-5-全」や「5-4-全」といった4号艇・5号艇絡みのフォーカスは桐生でしばしば高妙味な狙い目となります。
実際、予想巧者の中には桐生では4・5頭(1着固定)を積極的に買う人も多く、「45(シゴ)絡みの舟券で桐生を攻略せよ!」というフレーズもあるほどです。
「桐生は穴狙いの宝庫!でも企画レースのインは信頼せよ」地元ファンの間では「ドラドキ(6R・7R・8R)は素直に買え、それ以外は狙え」という格言があるほどです。
桐生競艇場での舟券予想のコツ
桐生競艇場の特徴を踏まえたうえで、具体的に舟券予想で押さえておくべきポイントを整理します。
水面特性や気象条件、データ面の傾向から見えてくる攻略法を活かして、プラス収支を目指しましょう。
当サイトでも桐生競艇場の無料予想を毎日公開しているので、まずはお試し感覚で挑戦してみてはいかがでしょうか。
風の強弱と安定板の有無を考慮する
桐生では風の影響が大きいため、レース直前の風向き・風速は必ず確認しましょう。強風時はコース有利不利が強調されるので、向かい風ならイン逃げ有利、追い風強めなら差しやまくり警戒といったセオリーで予想を組み立てます。
また安定板使用レースかどうかもチェックが必要です。安定板が付くような荒天レースではまくりに出にくくなるため、基本はイン優勢の展開を想定します。逆に微風~無風で水面が穏やかな場合は、コースの利より選手個々の実力差が明確に出るので、上手い選手がどのコースにいようと台頭してくる可能性が高まります。
気温・気圧とモーターの出足をチェックする
桐生で勝つにはモーターの出来を見極めることも重要です。他場以上にモーター性能差が結果に影響する水面と言われ、好調モーターを手にした選手は低気圧を物ともせず活躍します。
まずは直前情報のタイムを活用しましょう。展示タイム(通常の150m計測)だけでなく、桐生ならではの直線タイム・回り足タイムも公表されているので、直線タイム上位のエンジンは行き足良しと判断できます。
特にイン艇の場合、この直線タイムが明らかに劣っているときはスタート力不足で逃げ失敗のリスクがあります。
逆に直線タイム1位の選手の2連率(連に絡む確率)は70%以上とのデータもあり、数字は素直に信頼してよいでしょう。
また気温の変化にも注意です。ナイターで昼と夜の気温差が激しい日は、試運転や展示で良く見えてもレース本番で急に伸びが鈍るケースがあります。
季節の変わり目や寒暖差が大きい日は、節の序盤ほど地元選手が有利になりやすいとも言われます。実績やモーター勝率が同程度なら、群馬支部など桐生を走り慣れた選手を少し割増で評価するのも一手です。
スタート展示の進入と展示気配に注目する
前述のとおり、桐生は進入変化の多い競艇場です。スタート展示での進入隊形は必ず確認し、「もし本番も前づけがあれば誰がどのコースになるか」を予想しましょう。
特にピット離れに注目です。展示でスルッと他艇を出し抜いて先マイ体勢を見せた艇は、本番でもコース取りで積極策に出るかもしれません。
そのような艇が外枠にいる場合、思い切って内側想定で予想を組むのも桐生ではアリです。逆に展示でピット離れが悪かった艇は、本番でコースを奪われるリスクがあるため、オッズ妙味を考えて舟券から外す判断も必要でしょう。
また、展示航走(周回展示)でのターンの安定感も重要なチェックポイントです。桐生の硬い水面では、艇の跳ね具合がそのまま操縦性の良し悪しを示します。
艇がバウンドして暴れている選手は、乗り心地に苦労している可能性大です。そうした選手は本番でもロスが大きくなりがちなので評価を下げ、スムーズなターンをしている選手を高評価するのが定石です。
「穴狙い」と「本命狙い」をレースごとに使い分ける
桐生は荒れるレースと堅いレースが極端に分かれる印象があります。予想のコツは、レースごとにメリハリを付けることです。
例えば、企画レース(ドラドキ6R/7R/8R)や優勝戦などイン有利が濃厚な番組では欲張らず本命中心に手堅くまとめます。一一般戦や準優勝戦などでイン信頼度が低そうな場面では遠慮なく穴狙いにシフトします。
穴狙いする際は、前述のデータを踏まえ4号艇・5号艇を軸に据えるのがおすすめです。
桐生では「4カドまくり」「5コースまくり差し」が決まりやすいので、これらがハマったときの高配当を狙い撃ちします。特に4-5流しや5-4流しは一発逆転を狙えるフォーメーションです。実際、桐生の高配当パターンを見ると「4→5→(他)」や「5→4→(他)」が目立ちます。
もちろん毎回うまくいく訳ではありませんが、「ここは荒れそうだ」と睨んだレースでは中穴~大穴狙いに振り切る勇気も必要です。
逆に、本命狙いすべきレースでは欲を出さないこと。桐生はインが信用できないとはいえ、モーターが抜群だったりA1級が揃うレースでは順当に決まります。
そのような場合は点数を絞って厚めに張るなど、的中率重視の戦略に切り替えましょう。
地元・桐生巧者の動向に注目する
最後に、人の要素として地元選手や桐生巧者の存在も見逃せません。桐生をホームプールとする群馬支部の選手は、前述した気圧や気温差への調整経験が豊富で、遠征勢に比べアドバンテージがあります。
実際に桐生の記念レースでは地元勢がしばしば活躍しており、ファンもその強さを認識しています。したがって、オッズに適度に反映される範囲であれば群馬支部の選手は積極的に狙う価値があります。
特に実績がある桐生巧者(当地勝率が高い選手や何度も優勝している選手)は、節間を通して安定感が段違いです。また、シリーズ初日や前検日の動きもチェックしましょう。桐生を知り尽くした選手は、初日からトップクラスの調整を合わせて来ることが多く、初日ドリーム戦等で存在感を示します。
一方、慣れない遠征選手は初日は戸惑い、2日目以降に立て直すケースもあります。この差を読むことで、穴選手の台頭や実力者の凡走を事前に予測できるかもしれません。
さらに、モーター交換直後の節ではデータの乏しさから地元優位が顕著になりがちです。桐生のモーター更新時期は例年12月末頃で、新モーター初使用のシリーズでは2連率などの数字が当てにならないため、調整力ある選手かどうかを見る必要があります。
そんな時もやはり調整上手な地元ベテランが浮上しやすい傾向があります。
まとめ:桐生競艇場の特徴を味方に的中率アップ!
最後に本記事の内容を簡単にまとめます。基本情報: 桐生競艇場は群馬県みどり市にある日本最北端の競艇場。ナイター発祥の地であり、通年ナイター開催。アクセスは阿左美駅・岩宿駅から無料バス5分、車でも便利。施設充実で初心者も訪れやすい。
コース・水面の特徴
ピットから2マークまで距離が長く前づけが起こりやすいため進入が乱れがち。水質は硬い淡水で艇が跳ねやすく、軽量選手有利。標高124mで低気圧のためモーター出足が弱く、スロー勢不利・ダッシュ勢有利。冬春は強風「赤城おろし」で水面荒れ、夏は穏やかでまくりが決まりやすい。夜間は日中との気温差が大きく、日没後にイン優勢が高まる。
レース傾向
イン1着率は全国平均並みかやや低め(24場中20位程度)。4・5コースの1着が多く、特に4コースまくり・5コースまくり差しが決まりやすい。6コースの大駆けも時折あり。三連単高配当も出やすく、穴狙い向きの水面。ただし6R~8Rの企画レースは1号艇にA級配置でイン鉄板が多い。
予想のコツ
風と安定板の状況を確認し、強風時はコース優位・穏やか時は実力優位で予想。気温・気圧とモーターの調子にも留意し、直前情報の直線タイムなどから出足良しの艇を狙う。
進入変化を想定し、展示のピット離れ・コース取りには要注目。展示で安定している艇や軽量選手を高評価に。穴と本命をレースごとに使い分け、荒れそうな一般戦は大胆に4・5コース頭狙い、本命固そうなレースはイン信頼で絞る。地元・群馬支部の選手は実績豊富で要マーク。
桐生競艇場はその独特な条件から「難しい水面」とも言われますが、今回紹介したポイントを押さえれば怖がることはありません。
むしろ特徴がはっきりしている分、展開予想に筋が立てやすく高配当も狙える魅力的なレース場です。初心者の方もぜひ桐生ならではの傾向を予想に活かし、舟券的中と回収率アップを目指してください。



