宮島競艇場(ボートレース宮島)は、広島県廿日市市に位置し、世界遺産・厳島神社の鳥居を望む絶景ロケーションです。1954年に開場し、近年大規模改装されたため施設は綺麗で快適に観戦できます。瀬戸内海に面した海水コースで、水面は潮の満ち引きに大きく左右されます。
目次
宮島競艇場の基本情報とレースの特徴
宮島競艇場(ボートレース宮島)は、広島県廿日市市宮島口にある海水の競艇場です。1コースの1着率は約57%で全国平均(55%前後)とほぼ同程度ですが、水面状況によって有利なコースが変化しやすい特徴があります。特に潮汐(潮の満ち引き)や風向きの影響が大きく、レースごとにインコース有利・不利が入れ替わるため、予想の際はこうした環境要因を考慮することが大切です。
また宮島競艇場は一年を通して不安定な風が吹き、潮位差も最大3mにも及ぶことから「スタート難所」として知られています。水面や風の影響が大きいため選手データ通りの展開になりにくく、20倍以上の中配当(中穴)も多く出る傾向があります。
実際、各コースの3連対率は平均的でも思わぬ波乱が起きやすく、初心者は「インが強いから1-2-3で固いだろう」などと決めつけない方が賢明です。私自身、宮島では過去にデータ重視の予想で痛い目を見た経験があり、それ以来レース当日の風や潮汐など環境条件を最優先に予想を組み立てるようにしています。
宮島競艇場の水面特徴:海水と大きな干満差
宮島競艇場の競走水面は海水で、潮の満ち引きによって水位が刻々と変化します。満潮と干潮で水位が最大約3mも変動し、この干満差の大きさが宮島水面最大の特徴です。
満潮時には水位上昇により防波堤近くまで水面が達し、大きなうねり(波)が発生しやすい状況になります。水面が不安定でボートの操縦が難しく、選手は全速ターンに持ち込みづらくなるため、実力を発揮しにくくなります。
この影響でコースごとの有利不利が拡大し、インコース(1号艇)の勝率がさらに高まる傾向があります。一方、干潮時には水位低下で水面が安定し、波も立ちにくくなるため選手は走りやすくなります。水面が穏やかな分だけ選手本来の実力が発揮されやすく、実力上位の選手であればアウトコースからでも1着を狙える状況になります。
実際に私も、干潮時は外枠でも強い選手が頭を獲るレースを何度も目にしました。
宮島水面では潮の流れも予想に影響します。競走水面の2マーク側が瀬戸内海と直接つながっているため、上げ潮(満潮に向かう潮)では水面に潮流が発生しボートの後方から押す「追い潮」となりイン有利、逆に下げ潮(干潮に向かう潮)ではボートに向かって潮が当たる「向かい潮」となりイン不利になるのです。
特に大潮の日など干満差が大きい場合はこの潮流の影響が顕著で、追い潮ではイン逃げが決まりやすく、向かい潮ではインが流されやすいためアウト勢にもチャンスがあります。
潮位と潮の流れによるコース有利不利の変化は宮島で予想をする上で避けて通れないポイントでしょう。
私も宮島で舟券を買う際は、必ず潮汐表を確認して「このレースは満潮前後だからイン重視で行こう」「干潮に向かう時間帯だから実力ある中〜外も警戒しよう」といった戦略を立てるようにしています。
コースレイアウトとスタートの特徴:斜めピット&スタート難所
宮島競艇場はピット(待機所)から出てくるコースがスタートラインに対して斜めになっている特殊なレイアウトです。他場に比べて進入コースが固定されにくく、2〜6号艇でもインコース側へ前付け(前づけ)しやすい傾向があります。
実際、宮島では枠番と実際の進入コースが入れ替わるケースもあり、選手のピット離れの良し悪しや前付けの動向には注意が必要です。
さらに宮島独特の要素として、スタートライン上の「200m標識」が斜めに見える点が挙げられます。200m標識とはダッシュ勢(4〜6コースの艇)が助走距離の目安にする標識ですが、宮島ではこの標識がスタートラインと平行な位置に設置されていないため、選手が水面に出ると目標が斜めにズレて見えてしまいます。
この錯覚によりダッシュスタートの選手は自分の起こし位置(加速を始める地点)の把握が難しくなり、スタートのタイミングがを取りにくくなるのです。スタート勘を狂わされやすい宮島ならではのハンデと言えるでしょう。「スタート難所」と呼ばれるゆえんは、この風と潮と標識の三重苦にあります。
実際、宮島ではスタートがばらつきやすく、ダッシュ勢が思い切ったスタートを決めづらい傾向があります。スタートが乱れればまくりが決まりやすく、全国平均と比べても宮島のまくり決着率は高めです。
反対に、各艇が慎重になって横一線に近いスタートになればインコース優勢となりやすい面もあります。要するに、宮島はスタート展開次第でイン逃げにも波乱にも振れ得るコースなのです。例えば私の経験では、追い風弱めの日に揃ったスタートになったレースでは1号艇が壁を作ってイン逃げが決まりましたが、強い向かい風の日には4号艇のまくり一発で高配当決着というケースもありました。
宮島はスタートが難しいぶん、地元選手や経験豊富な選手が有利とも言われます。実際、宮島の環境変化に不慣れな選手だと、たとえインコースを取っても思うように走れず好成績を残せないことがあります。
逆に宮島の特徴を熟知した広島支部の地元レーサーや、何度も宮島を走ったベテラン勢であればセンターやアウトコースからでも果敢に攻めて上位に食い込むケースが目立ちます。近年でも当地勝率の高い広島支部のエース級がイン以外のコースから優勝する場面を何度も見てきました。
なお、2024年は宮島で風速4m以上の強風の日が増えた影響でインの勝率がやや低下したというデータもあります。環境次第でこれほど結果が変わる点からも、宮島は「機力や腕よりもまずコースコンディションを読む」ことが重要なレース場と言えるでしょう。
宮島競艇場における風の影響と季節の傾向
宮島競艇場は瀬戸内海に面しているため一年中風が吹きやすく、しかもその風向き・風力が短時間で変わりやすいという厄介な特徴があります。
実際、朝と昼で風向きがガラリと変わる日も珍しくなく、予想する側としては直前の気象情報まで注意が必要です。一般に夏場は向かい風傾向が強く、冬場に向けて追い風傾向が強まると言われます。
宮島でも夏は向かい風が吹く日が多く、冬は追い風の日が増える傾向があります。ただし季節を問わず一日の中で風向きが変わるのも宮島の難しさで、午前中は強い向かい風、午後から追い風に変わるパターンがよく見られます。
特に満潮時は防波堤の役目が弱まり風の影響を受けやすいため、時間帯によって水面状態やコース有利不利が著しく変化します。
風向・風速による勝率の変動についてもデータがあります。例えば弱い向かい風(風速4m以下)のレースでは1コースの1着率が上がりますが、向かい風が5m以上と強まると1コースの1着率は一気に下がり、代わりに2コースや4コースの1着率が上昇することが確認されています。
実際、向かい風が強いとダッシュ勢のまくりが決まりやすくなり、インコースはやや苦戦気味になります。
一方、追い風の場合は風速4m程度までの弱い追い風であれば1コース優勢で2~4コースも健闘しますが、追い風が5m以上の強風になると今度は1コースの勝率が下がり、3コースや6コースの1着率が上がる傾向が見られます。
冬場に追い風が吹くとインが強く2コースの差しも増える反面、強い追い風時にはアウト屋の3号艇や6号艇が台頭してくるというわけです。
以上のように風向き一つで有利不利が入れ替わるため、宮島では風の強さ・向きを常にチェックすることが重要です。公式サイトや場内モニターで発表される直前情報で風向・風速は確認できますので、舟券購入の直前まで注意しておきましょう。
宮島競艇場で勝つための予想のコツ
最後に、以上の特徴を踏まえた宮島競艇場での予想のコツを整理します。初心者の方でも実践しやすいポイントを挙げますので、舟券作戦の参考にしてください。
潮の状況に応じて狙うコースを変える: 満潮時や上げ潮で水面が荒れそうなレースではインコース有利と考え、1号艇を中心に予想を組み立てます。一方、干潮時や下げ潮で水面が安定している場合は、実力上位選手の中〜外コースにも注目しましょう。
潮位変化による有利不利のクセを読めれば、宮島攻略に一歩近づきます。私もレースごとに潮汐を確認し、「この一走は潮が引いているから外の◯号艇でもチャンスあり」などと狙い目を判断しています。
風向き・風速を予想に活かす
向かい風か追い風か、その強さによって有利なコースが変わるのが宮島です。例えば弱い向かい風なら1コースの逃げが有力ですが、向かい風5m以上の強風時は4コースのまくりが決まりやすいなど、風速次第でセオリーが逆転します。
同様に、追い風が強い日はアウト勢の台頭にも注意が必要です。当日の天気予報や直前情報をチェックし、風向風速に応じて舟券の組み方を柔軟に変えましょう。強風の日に何も考えずイン信頼の買い方をすると痛い目を見る――これは筆者自身の経験則でもあります。
地元・経験豊富な選手に注目: 宮島は地元広島支部の選手や走り慣れたベテラン勢が強い傾向があります。難しい水面コンディションを熟知しているぶん、多少不利なコースでも上位に絡んでくるからです。
予想の際は選手の登録支部や当地勝率にも目を向け、広島支部の有力選手や宮島巧者と言われる選手がいる場合は評価を上げてみましょう。逆に宮島初参戦や経験の浅い選手は、本来実力があっても戸惑って凡走するケースもあるため過信は禁物です。
私も「地元の◯◯選手ならこの向かい潮でも握って攻めるはずだ」といった読みで高配当を仕留めたことが何度かあり、地元勢の存在は必ずチェックしています。
選手のスタート力をチェック
前述の通り宮島はスタートが難しく、スタート巧者かどうかがレース結果を大きく左右します。展示航走や選手の平均スタートタイミング、過去のフライング歴などを確認し、特に外枠勢にスタートの早い選手がいるかを見ておきましょう。
4〜6コースの選手がスタートで遅れるとイン逃げ決着になりやすい一方、ダッシュ勢が思い切ったスタートを決めれば波乱の目が出ます。宮島では「誰がスタートを決めそうか?」を常に考え、信頼できるスタート巧者には多少コースが外でも印を回す、といった予想が有効です。
筆者自身も直前展示でスリット気配を見極め、「この選手なら宮島の難スタートでもコンマ10前後を行ける」と判断した場合は迷わず狙うようにしています。
体重の重い選手にも要注目
一般に競艇は選手の体重が軽い方が有利と言われますが、宮島のような海水コースでは浮力が大きいため重い選手でもスピードを出しやすいという特徴があります。
そのため、同程度の実力やモーターならば体重の重い選手でも見劣りしません。むしろ波風がある中でのパワー勝負になれば、恵まれた体格を活かして果敢に攻める選手もいます。「重量級だから切る」のではなく、宮島では重い選手も含めて評価するのがコツです。
実際、私も宮島では他場以上に選手体重を気にするようにしています。過去に軽量級選手が波にもまれて失速し、代わりに重量級選手が豪快にまくって勝つレースを見てから、その重要性を痛感しました。
中穴配当も視野に入れる
宮島では環境要因による波乱が多いため、20〜50倍程度の中穴配当が狙い目です。もちろん大穴狙いの一点買いはリスクが高いですが、本命サイドの堅い決着ばかり狙っていては妙味がありません。
実際、直近のデータでも宮島の3連単配当は2,000円台〜9,000円台の中配当が全体の4割近くを占めています。つまり「ローリスク・ミドルリターン」の舟券戦略がハマりやすい場とも言えるのです。
イン逃げ濃厚なレースでは無理に高配当を狙う必要はありませんが、混戦模様で荒れそうな条件が揃っているときは思い切って中穴を狙ってみるのも宮島攻略のポイントです。
宮島競艇場の特徴と予想のコツまとめ
以上、宮島競艇場の特徴と予想のコツをまとめました。潮の満ち引きや風向きに敏感になり、コースの癖や選手の適性を把握することで、初心者の方でも宮島ならではのレースを十分攻略できるはずです。
実際、私自身もこれらのポイントを意識し始めてから宮島での的中率が格段に向上しました。ぜひプロの視点も参考に、宮島競艇場での舟券予想にチャレンジしてみてください。環境を制してこそ勝利あり――この言葉を胸に、レース観戦と予想を存分に楽しんでいただければと思います。

