鳴門競艇場(ボートレース鳴門)は徳島県鳴門市にあるボートレース場です。海水の競走水面であり、レースごとに潮(しお)や風の状況によってレース展開が大きく変わる特徴を持ちます。
特にインコース(1号艇)の勝率が全国平均と比べても低く、「イン受難水面」と呼ばれる難しいコースで有名です。そのため他のボートレース場とは一味違う予想が求められ、中穴・大穴(高配当)も狙いやすい傾向があります。本記事では、鳴門競艇場の特徴を詳しく解説し、初心者向けに予想のコツやプロの実戦に基づくアドバイスをお届けします。
目次
鳴門競艇場のコース特徴 – 「イン受難」の難水面とは?
鳴門競艇場最大の特徴はコース形状の特殊さによる「イン受難水面」です。競走水面は鳴門海峡の海水を利用していますが、防波堤と大毛島に囲まれているため水面そのものは比較的穏やかです。
しかし、スタートから1マーク(第1ターンマーク)に向けてコース幅が内側に狭まる構造になっており、この1マーク付近の水域が非常にタイトです。その結果、インコースの艇と隣の艇との間隔が極端に狭くなり、1号艇がそのまま逃げ切る(イン逃げ)展開が決まりにくい水面になっています。同時に差し(水面内側を突く戦法)もスペースがなく狙いにくく、代わりにアウトコース勢が果敢にまくり(外側からの全速攻撃)を仕掛けるケースが多発します。
こうした事情から、鳴門ではトップクラスのレースであっても1号艇の勝利が難しいと言われています。実際、過去には鳴門競艇場のインコース1着率が「30%台しかない」と実況アナウンサーが指摘したこともあるほどです。つまり鳴門ではどのコースにも勝機があり、展開次第で誰にでもチャンスが生まれる面白いレース場と言えます。インコースが絶対的優位な他場のセオリーが通用しないため、予想する側も柔軟な発想が求められるでしょう。
潮汐による水面コンディションの変化 – 満潮・干潮でどう違う?
鳴門競艇場は海水コースのため、潮の満ち引き(潮汐)がレースの有利不利に大きく影響しますapaie.org。干満差がある水面では水位や潮流が刻一刻と変化し、時間帯によって有利な攻め方も変わってきます。
干潮時(下げ潮の時間帯)
水位が低く潮の流れも穏やかなため、ボートは走りやすくなります。このタイミングではアウト勢のまくりが一層有効になりやすい傾向があります。インが主導権を握りづらく、機力に優れスタートの早い選手が外から一気に攻めて決まる展開が増えます。
実際、鳴門では「干潮ならまくり」と言われるほどまくり決着が増えることがデータからも分かります。
満潮時(上げ潮の時間帯)
水位が高くなると水面が不安定になり、ボートが浮きやすく挙動が荒れます。一般的には水位が上がる満潮時はインコースが有利と言われますが、鳴門の場合、満潮時でも一筋縄ではいきません。
確かに満潮時は1号艇の勝率がやや上がる傾向がありますが、水面が荒れるため乗りにくくレースも荒れやすい(波乱が起こりやすい)のですn14.jp。特に潮が上昇している最中(上げ潮)は1マーク付近に複雑な波が立ちやすく、イン艇が振り込み気味にターンしてしまうケースもあります。
反対に潮位が下がり始めている時(下げ潮)は水面が安定しやすく、イン艇も走りやすいコンディションになります。
以上のように、鳴門ではレースごとに潮位表を確認し、今が干潮に向かう時間帯か満潮に向かう時間帯かを把握することが重要です。例えば、干潮前後であれば思い切ってセンター~アウト勢の攻めを重視し、満潮時や満潮直後で波が高そうならイン逃げ信頼度を下げて中穴狙いも検討するといった具合に、潮汐に合わせて予想を調整しましょう。
季節と風向きによるレース傾向 – 夏は向かい風、冬は追い風に要注意
鳴門競艇場では季節によって吹く風向きが異なり、その風がレース結果に大きな影響を及ぼします。特に冬場と夏場で顕著な違いがあるため、予想する際は当日の風向・風速もチェックしましょう。
冬(追い風が強く吹きやすい季節)
冬の鳴門は北寄りの季節風が吹き下ろし、レースコースに強い追い風が入る日が多くなります。追い風とはスタート方向から第1ターンマークへ向かって背中を押す風のことで、ボートのスピードが乗りやすい反面、イン艇はターンで流されやすくなる傾向があります。
鳴門では追い風が吹くとインが押されてターンが大きく膨らみがちになり、その隙に2コース以降の艇が差し込んだりまくったりしやすくなるのです。実際、「追い風ならイン有利」の定石は鳴門には当てはまらず、追い風はイン艇が流れて高配当のチャンスとまで言われます。
特に風速4m以上の強めの追い風になると2コースや4コースの1着率が上昇し、7m以上の暴風クラスでは3コースや5コースからの大駆け(波乱)が頻発するデータもあります。冬場は安定板(ジャケット状の板)を装着してレースを行うことも多く、それだけ水面は荒れ模様です。
冬の鳴門は追い風=要警戒と心得て、イン信頼度を下げ目に予想すると良いでしょう。
夏(向かい風が吹きやすい季節)
一方、夏場は海風の影響で向かい風基調の日が多くなります。向かい風(スタンド側から第1マーク方向へ吹く風)の場合、スタートのスリット付近で各艇の伸びに差が出やすくなり、スタートタイミングがばらつく傾向があります。
このためまくり差しのチャンスが生まれやすいと言われます。
具体的には、センター勢(3・4コース)がスタートで覇気を見せて攻めると、内の艇は風に押されて伸び負けしやすく、4コースカド受けの艇が豪快にまくり、その内側を5コースの艇がまくり差しで突き抜ける…といったダイナミックな決まり手が決まりやすくなります。
もっとも、向かい風が弱い日(2〜3m程度)であればインコースもしっかり粘れるため1コース優位のシーンが増えますが、向かい風が強烈な日(7m以上)になると一転して3コースや4コースの1着率が20%を超えてくるデータもあり、ダッシュ勢(4~6コース)が主導権を握るレースが増えます。
このように鳴門では風向き・強さごとに有利なコースが変化するため、天候情報も見逃せません。追い風強めの日はイン軽視、向かい風強めの日はアウト勢重視といった具合に、風向きとコース傾向を頭に入れておきましょう。
データで見る鳴門の傾向 – イン勝率と高配当の妙味
具体的なデータからも、鳴門競艇場の特殊性が浮かび上がります。鳴門の1コース1着率は約49〜50%程度で、全国平均(おおむね52〜54%前後)よりもかなり低めです。一方で2・3・5コースの1着率が全国平均より高いことが大きな特徴です。
実際の統計でも、2コースの1着率は約16%、3コースは14%強、5コースも7%台と、他場に比べて高水準にあります。これは他場ではほとんど勝たない5号艇が鳴門では健闘するケースが多いことを意味し、鳴門ならではの「穴党(高配当狙い派)に優しい」コースと言えるでしょう。
決まり手の面でも特徴的で、インコースからの勝利パターン(=逃げ)は全国平均に比べ少なく、代わりに「まくり」や「まくり差し」での決着が多発しています。
特に4コースの選手がまくって攻めた場合、外隣の5コースよりもさらに外の6コースが差し場を得て飛び込んでくる展開が目立つという指摘もあります。このため4→6→○○といった三連単の高配当もしばしば生まれます。
実際、鳴門競艇場では三連単オッズ20倍以上の中穴や100倍以上の大穴が出やすいデータも出ています。全国発売の大きな記念レースで、他場のファンが何も知らずにインから買ってオッズが下がると、鳴門の地元ファンは「配当が上がるチャンス」とばかりにニヤリとする…そんなエピソードもあるほどです。
鳴門で舟券を買う際は、「インが飛んだときの妙味」を常に考えるといいでしょう。
鳴門競艇場で勝つための予想のコツ
以上を踏まえ、鳴門競艇場で舟券を的中させるために特に押さえておきたい予想のコツをまとめます。イン受難と言われる鳴門ならではのポイントを意識して、賢く攻略しましょう。
インコース過信は禁物
鳴門では1号艇の信頼度が他場より低いため、2号艇・3号艇の頭(1着)も常に視野に入れることが重要です。とくに1号艇の選手やモーターに不安要素がある場合は、思い切ってイン以外の頭を狙うことで高配当が期待できます。
3号艇・5号艇に注目
インが弱い鳴門ではセンター勢や5コースの活躍が目立ちます。3号艇はまくりが決まりやすく、5号艇はまくり差しや抜きで突っ込んでくるケースが多々あります。実際に統計でも3コース・5コースの1着率が平均以上なので、これらの艇から狙う舟券戦略が有効です。
潮と風をチェック
満潮・干潮の時間帯や風向き・風速によって有利不利が大きく変わるのが鳴門です。レース直前には公式発表の潮位データや風速計を確認し、「今はどのコースに追い風が吹いているか」「潮は上げ潮か下げ潮か」を意識しましょう。
例えば上げ潮&追い風ならイン苦戦と判断して中穴狙い、無風に近い干潮ならイン逃げ中心になど、状況に応じた柔軟な予想が的中率アップにつながります。
地元&水面巧者を狙え
鳴門の難水面では地元の徳島支部選手や、波風のある海水面を得意とする選手が有利です。慣れない遠征組が苦戦するケースもあるため、過去に鳴門優勝歴のある選手や当地勝率が高い選手は信頼度アップ要素と言えるでしょう。
初めて鳴門で舟券を買う初心者の方は、ぜひ選手の出身地や当地実績にも注目してみてください。
以上のポイントを押さえることで、鳴門競艇場の予想精度は格段に上がるはずです。インコースが強い他場の感覚のままでは痛い目を見る鳴門ですが、その分ハマれば高配当をゲットできる魅力があります。潮と風を読み切り、思い切った舟券も織り交ぜて、鳴門ならではのスリリングな予想を楽しんでください。
その他の特徴:モーニングレース開催とレーススケジュール
鳴門競艇場はその水面特徴だけでなく、開催時間の特徴も覚えておきましょう。鳴門は全国でも珍しく通年で早朝からレースを行う場で、1号艇にA級選手を配置した企画レースが朝一番に組まれることもあります。
通常、4月〜9月は「サマータイムレース」としてやや遅めの朝開催、10月〜3月は「モーニングレース」として午前8時台からレースが開始されます。この早朝開催では気象条件が日中と異なるため、風がまだ弱く水面が穏やかな傾向があり、その分インコースが有利になりやすいと言われます。
実際、鳴門の第1R(朝一レース)では1号艇の1着率が他のレースより高く、初心者でも予想を絞りやすい傾向があります。朝はイン逃げ、昼以降は波乱含み…と、時間帯によるレース傾向の違いも鳴門ならではの特徴です。
アクセス面では、鳴門競艇場は徳島市街から車やバスで約30〜40分ほどの場所に位置します。スタンドと水面の距離が近く、1マーク側の「ダイナミックキャビン」など臨場感あふれる観戦スポットが人気です。
また場内外の施設も充実しており、併設の「ウズパーク」にはスケートボード場やバスケットコートなどが整備され、レース非開催日でも楽しめる空間となっています。レース観戦と合わせて鳴門海峡の渦潮観光なども楽しめるのも、この競艇場の魅力と言えるでしょう。
まとめ
鳴門競艇場は、「イン受難」と称される独特な水面形状と海ならではの環境要因で、他の競艇場とは一線を画すレース展開が繰り広げられる場所です。インコースの牙城が揺らぎ、どのコースからでも一発逆転が狙えるスリリングさは、初心者からベテランまでボートレースファンを惹きつけています。
予想のポイントは、潮と風を読み、固定観念にとらわれず柔軟にコース有利を見極めること、そして地元選手や波乗り上手な選手の適性を考慮することでした。
初めは難しく感じるかもしれませんが、鳴門ならではの特徴を理解すれば予想の精度も上がり、的中したときの喜びもひとしおです。
ぜひ本記事のプロ直伝アドバイスやデータを参考に、鳴門競艇場での舟券攻略にチャレンジしてみてください。インコースに頼りすぎない大胆な舟券戦略で、高配当ゲットの爽快感を味わいましょう!

