大村競艇場(ボートレース大村)は全国屈指のインコース勝率を誇り、「イン天国」とも称されるレース場です。
本記事では、その水面・コースの特徴やレース傾向から、初心者でも活かせる予想のコツまでを競艇経験者の視点で詳しく解説します。実戦に基づくアドバイスも交えながら、大村競艇場で勝率アップを目指すためのポイントを探っていきましょう。
大村会場コンピュータ競艇予想 (2025-11-30)
大村(アサヒビールカップ)
| レース | 時間 | 予想 |
|---|---|---|
| 1 R | 15:17 | 1=3-4, 1=4-3, 1=3-5, 1=4-5, 1-5-3, 1-5-4 |
| 2 R | 15:42 | 5=6-2, 5=2-6, 5=6-1, 5=2-1, 5-1-6, 5-1-2 |
| 3 R | 16:09 | 6=1-3, 6=3-1, 6=1-2, 6=3-2, 6-2-1, 6-2-3 |
| 4 R | 16:36 | 2=5-6, 2=6-5, 2=5-3, 2=6-3, 2-3-5, 2-3-6 |
| 5 R | 17:01 | 1=6-2, 1=2-6, 1=6-3, 1=2-3, 1-3-6, 1-3-2 |
| 6 R | 17:27 | 1=3-2, 1=2-3, 1=3-5, 1=2-5, 1-5-3, 1-5-2 |
| 7 R | 17:52 | 1=6-4, 1=4-6, 1=6-3, 1=4-3, 1-3-6, 1-3-4 |
| 8 R | 18:22 | 1=3-6, 1=6-3, 1=3-2, 1=6-2, 1-2-3, 1-2-6 |
| 9 R | 18:52 | 2=6-1, 2=1-6, 2=6-4, 2=1-4, 2-4-6, 2-4-1 |
| 10 R | 19:23 | 2=5-3, 2=3-5, 2=5-4, 2=3-4, 2-4-5, 2-4-3 |
| 11 R | 19:56 | 2=1-5, 2=5-1, 2=1-4, 2=5-4, 2-4-1, 2-4-5 |
| 12 R | 20:30 | 1=2-4, 1=4-2, 1=2-3, 1=4-3, 1-3-2, 1-3-4 |
目次
大村競艇場の基本情報・特徴とインコース天国ぶり
長崎県大村市にある大村競艇場は、1952年に日本で初めて公式競艇レースが開催された競艇発祥の地として知られています。地理的には大村湾の奥まった場所に位置し、水質は海水です。
海と繋がっているため若干の潮汐(満ち引き)がありますが、他の海水競艇場に比べると水面は比較的穏やかで安定しています。コース幅も広いためターンでインコースが不利になる要素が少なく、全国でも突出してインコース有利なレイアウトです。
特筆すべきは1コースの勝率の高さで、大村では1号艇の1着率がおよそ65%にも達します。この数字は全国平均(約55%)を大きく上回り、常に全国トップクラスです。
3連対率(3着以内率)でも1号艇が85%前後と群を抜いており、イン逃げ(1号艇がそのまま逃げて勝つ展開)が決まりやすいことがデータからも明らかです。
実際、大村競艇場は「大村のインで勝負」と銘打った宣伝が行われるほど、インコース主体の堅い決着が多い傾向があります。その結果、オッズ20倍未満のいわゆる「鉄板レース」もしばしば出現します。
初心者にとっては予想を当てやすい反面、配当が低くなりがちで大きく稼ぎにくい側面もある点には注意が必要です。
水面特性とコースレイアウト – イン有利の理由
大村競艇場の水面やコースには、インコース有利を後押しするいくつかの特徴があります。
まず、大村のピット(待機所)はスタンド側に位置し、ピットから2マーク(第2ターンマーク)までの距離が約91mと非常に短く設計されています。このため、スタート前のコース取りで外枠艇が内側に深く前付けするのが難しく、進入は枠番どおりの「枠なり」になるケースがほとんどです。
スタートラインから第1ターンマークまでの直線距離も極端に長くはなく、助走距離が取りづらい分ダッシュ勢(外枠から助走をつけてスタートする艇)のメリットが小さくなります。これらのレイアウト要因により、インコースがそのまま主導権を握りやすい競走水面になっているのです。
さらに、水面が穏やかな静水面寄りであることもイン優勢の一因です。大村は外海と繋がるとはいえ湾内に位置し、防波堤などの整備もあって波や流れの影響が比較的小さいとされています。
満潮・干潮による水位差はありますが、他場のような急激な変化は少なく、水面コンディションは安定しています。特に現在はナイターレース化に伴いバックストレッチ側に防風ネットが設置・拡張され、風の影響も受けにくくなりました。
穏やかな水面ではコース有利がそのまま結果に結びつきやすく、実力通りに決まりやすい=インが崩れにくい傾向となっています。
また、第1ターンマークの形状もイン有利に寄与しています。大村は1マークの振り幅(コーナーの張り出し)が控えめで全体的にコース幅が広いため、インが不利になる要素が少ないと言われます。
出口まで余裕があり、内側のターンがスムーズに行きやすいレイアウトです。その反面、第2ターンマーク出口には独特の「うねり」(水面下の周期的な波)が発生しやすい点も覚えておきたい特徴です。
かつて大村といえば「2マークの出口のうねり」が代名詞とも言われ、防波堤付近に当たって戻る見えない波が艇を跳ね上げ、後続との差が詰まる場面が多くありました。しかし現在は2マーク側防波堤の基礎部分をコンクリートで埋める工事が行われ、このうねりはかなり軽減されています。
以前ほど明確に艇が浮き上がる「キャビる(プロペラ空転)現象」は減りましたが、それでも完全になくなったわけではなく注意は必要です。
スタートが難しい理由 – 目標物の無さと風・潮の影響
大村競艇場はスタートの難しさでも知られています。最大の理由は航走中にスタートタイミングの目安にできる建物や山などの目標物がないことです。
選手はスタートラインに向かって助走をつけながら0秒を狙いますが、風景に目印が乏しいため勘頼りになりやすく、「大村はスタートが難しい」という声が選手からもよく聞かれます。さらに、大村は季節や時間帯によって風向きが変わりやすい土地柄でもあります。
湾内特有の風の吹き抜け方に加え、時間とともに風向・風速が安定しないことが多く、スタート直前になって風が変わるケースもあります。このため選手はフライングを恐れて安全に行こうとする傾向が強く、結果的に全体にスタートが遅め・慎重になりやすいのです。
風の影響について補足すると、追い風(後ろからの風)が強い日はインの勝率が下がるデータもあります。追い風だと全艇のスタートスピードが乗りやすくなり、インコースも伸びられてしまうためです。
その分2・3コースの1着率が上昇し、特に2コースからの差しが決まりやすくなります。例えば追い風が4m以上吹くコンディションでは、2コースの差しが台頭し「2–1」の決着が増えるとの傾向も報告されています。
逆に向かい風や横風の場合はインの独壇場で、強めの向かい風だと3〜4コースからのまくりも警戒が必要ですが、基本的には素直に1号艇信頼でよいというデータがあります。このように風向き次第でセオリーが変わる点も、大村でスタート予想を難しくする要因でしょう。
加えて潮汐の影響も見逃せません。大村ではわずかながら潮の満ち引きがあり、満潮時には水面が不安定で艇が乗りづらく、干潮時には水面が安定して走りやすい傾向があります。満潮で水位が高いときは微妙なうねりや水流の変化が生じることがあり、選手本来の実力が発揮しにくいぶんコースの有利不利(枠番傾向)が強まるとされています。
一方、干潮で水面が穏やかなときは選手の技量通りに決まりやすくなるため、実力上位の選手を重視した予想が有効です。なお、大村の水質は海水ですので浮力が大きく、体重の重い選手でも艇が浮きやすい=スピードを出しやすいという特徴もあります。
そのため重量級選手が他場より健闘しやすい面もありますが、これは全選手共通の条件でもあるので、極端に気にしなくてもよいでしょう。
2マークの「うねり」と逆転劇に要注意
前述のように、大村では第2ターンマーク出口付近の水面変化(うねり)がレース展開に影響を及ぼす場合があります。2マーク側は場外水面と水門で繋がっており、タイミングによっては海水が流入して独特の波を生むことがあるのです。
この目に見えないさざ波がボートのバランスを崩し、プロペラが空転(キャビテーション)して失速する原因になります。先行艇がキャビって減速した隙に後ろの艇が追いつき、2マークで逆転──といったドラマも大村では珍しくありません。
うねり自体はだいぶ緩和されたとはいえ、完全には消えていないため特に若手や経験の浅い選手は注意が必要です。
勢い任せに高速で突っ込むと、思わぬ波に乗り上げてターンが流れたり、最悪転覆するリスクもあります。そのため、多くの選手は大村の2マークを回る際、差し主体で丁寧に捌く戦術をとります。
実際、大村では2マーク攻略の定石は「差し」と言われ、無理に突っ張らず内側に差しに構える選手が多いです。裏を返せば、大村の2マーク勝負ではハンドルさばきに優れたベテラン勢や水面特性を熟知した地元勢が有利で、スピードに任せて攻めるタイプの若手は失敗して「飛んでしまう」ケースもあります。
この特徴を予想に活かすには、2マークでの逆転が起きやすい状況を見抜くことがポイントです。例えば前半レースで明らかにターンが不安定だった艇や、周回展示で2マーク旋回時に艇が跳ねていた選手は、本番でも後手を踏む可能性があります。
展示航走で各艇のターンの良し悪しを確認し、旋回が怪しい艇は評価を下げるといった工夫が有効でしょう。
また、直線の伸び足が良く一周タイムは平凡といったスピード型の選手が先行している場合、2マークで後続に差されるリスクがあります。逆に旋回力のある選手が後ろについているときは、2マークで逆転して届く可能性が高まるため要注意です。
ナイターレースと季節要因 – 夜はさらにイン優勢?
夜間開催時には、ボートレース大村のエントランスが美しくライトアップされまる。現在の大村競艇場は「発祥地ナイター」として夕方~夜間にレースが行われるのが基本です。
大村競艇場は2018年より本格的にナイターレースを開催しており、「発祥地ナイター」という名称で親しまれています。
通常、レースは午後15時頃から20時30分前後まで行われ、日没後の薄暗い中でクライマックスを迎えるスケジュールです。ナイターならではの特徴として、時間帯による気象・水面コンディションの変化が挙げられます。
夕暮れから夜にかけては気温が下がり風向も落ち着く傾向があるため、水面が日中より静かになるケースが多いです。その影響で、日没後はさらに1コースの勝率が上がるというデータもあります。実際、大村では日が暮れて視界が悪くなるナイター後半戦の方が、1号艇の1着率が5〜10%ほど高くなるとの分析があり、より一層イン逃げが鉄板となりやすいようです。
季節ごとの傾向を見ると、冬場(12〜2月)は特にイン逃げ率が跳ね上がるデータがあります。冬の大村は北風が強く水面が荒れやすい一方で、水温低下でエンジンパワーが出やすい(高気圧で燃焼効率が上がる)ためか、1コース有利が顕著になると言われます。
統計上も冬の1コース1着率は66〜67%と平常時より高く、「冬は段違いのイン天国」という声もあるほどです。ただし冬は強い季節風によってセンター勢(3・4コース)のまくりが炸裂するケースも増えるため、極端な強風時には注意が必要でしょう。
一方、秋口(9〜11月)は比較的イン優勢が緩むシーズンで、データ上4コースの健闘が目立つとも言われますparis-montagne.org。このように季節や天候によって細かな傾向の違いはあるものの、総じて大村は年間を通じてイン有利な場である点は揺るぎません。
大村競艇場で勝つための予想のコツ
ここまで見てきた特徴を踏まえ、最後に大村競艇場で舟券的中率・回収率を上げるための予想のコツを整理します。初心者の方でも実践しやすいポイントを以下にまとめました。
基本は1号艇軸、イン信頼の予想を組み立てる
大村ではまず何より1コースの強さが際立ちます。迷ったときは1号艇を軸(1着候補)に据えるのがセオリーです。
3連単でも「1着1号艇固定」は鉄板パターンで、相手探しに注力しましょう。ただし、あまりにも1–2–3などの人気決着に偏りすぎると配当妙味が低いので、購入点数や買い目の工夫でリスクとリターンのバランスを取ることも大切です。
スタートと風を分析して穴目も検討
大村はイン有利といっても絶対ではなく、条件次第で波乱も起こります。特に強い追い風の日は1号艇の信頼度低下に注意し、2コース差しや3コースまくりの台頭を考えます。具体的には、追い風コンディションでは「2–1」や「3–1」「3–2」といったイン以外が頭を取る展開も視野に入れるとよいでしょう。
逆に無風〜向かい風なら普段以上にイン逃げ堅守と判断できます。また、スタート巧者かどうかも重要です。各選手の今節STやスタート勘をチェックし、スタート不安のある選手がインにいる場合は思い切って波乱狙い(イン以外の頭)で高配当を狙う手もあります。
展示航走とモーター気配を見極める
大村では安定板こそ使いませんが、第2ターンマークの波を嫌ってターンを慎重に回る選手と、思い切り攻めて失敗する選手が分かれます。周回展示では各艇の旋回のスムーズさを注視しましょう。
ターンで艇が跳ねていたり流れているようなら、その選手は本番でも苦戦する可能性大です。逆にピタッと小回りできている艇は2マークでも失敗しにくいでしょう。また、モーターの出足・行き足も重要で、スタート後の加速が良いかどうかでイン逃げや2コース差しの決まりやすさが変わります。
大村では当日の展示タイムや直線タイムなど独自の展示データが公式サイトで3項目公開されているので、それらも参考にエンジンの仕上がりを判断すると予想精度が上がります。
地元・実績ある選手を信頼する
大村はコース特性を把握しているか否かで着順に差が出る場です。やはり長崎支部の地元選手や、過去に大村優勝歴が多い「大村巧者」と呼ばれる選手は信頼度が高めです。
地元の利はスタートやターンの勘所で顕著に表れるため、どちらか迷ったときは実績上位や地元勢を上位に取るのが無難でしょう。なお、大村は近年売上トップクラスの人気場でもありSG開催も増えています。そのため全国のスター選手も訪れる機会が多く、当地勝率の高い選手(例:原田幸哉選手など)は要チェックです。
企画レース(進入固定戦)を活用
大村では一般戦やG3シリーズで1日1本、7Rに「進入固定競走」が組まれるのが定番です。進入固定とは全艇が枠番どおりにコースに入ることが強制されるレースで、コース取りの駆け引きがありません。
したがって荒れにくく予想しやすいのが特徴で、初心者が予想の練習をするのにも適しています。進入固定戦では1号艇が助走距離をしっかり確保できる分スタートも有利なので、特段モーター差や実力差がなければ迷わず1号艇頭で狙うのがおすすめです。
出走表や番組表に「進入固定」マークがあるレースは積極的に狙ってみましょう。
直前情報と公式予想も参考に
大村競艇場の公式サイトや現地モニターでは、選手コメントや直前の展示評価など各種データが充実しています。特に選手コメントではモーターの手応えや調整具合について選手自身の感触が述べられており、エンジン相場を読む材料になります。
さらに大村では前日予想・直前予想も無料公開されており、専門記者による買い目や見解が見られます。もちろん予想は最終的に自分で決めるべきですが、プロの見解をヒントにしつつ、自分なりの狙い目に落とし込むと予想力アップにつながるでしょう。
大村競艇場予想まとめ
最後に、大村競艇場で勝つために何より重要なのは「特徴を知った上で臨機応変に対応すること」です。
インコースが強いデータを鵜呑みにするだけでなく、当日の天候・水面やメンバー構成のわずかな違いにも目を配ることが上達への近道になります。競艇歴20年超の筆者としても、大村は予想しやすいようでいて奥が深いと感じる場です。
しかし、水面特性やコース傾向を正しく理解し、経験に裏打ちされた勘所を押さえれば必ず攻略のヒントが見えてきます。初心者の皆さんも、本記事の内容とプロ顔負けの実践的アドバイスをぜひ舟券戦術に取り入れてみてください。きっと大村競艇で的中の喜びを味わえる機会が増えるはずです!

